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日本スポーツ学会大賞授賞式 村田諒太の今後は「人生からの問いかけにどうこたえるか」

2023年1月25日 22時18分

 スポーツ界に多大な貢献をした団体、個人に贈られる2022年の日本スポーツ学会大賞を受賞した帝拳プロモーションの浜田剛史代表と前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太が25日、都内で開かれた授賞式に出席した。

左から浜田代表、村田、プレゼンターの山口香さん

 1986年7月、WBC・J・ウェルター級王者レネ・アルレドンドを下した試合が場内に流れたあとに登場した浜田代表は帝拳プロモーションと帝拳ジムが歩んで来た歴史を説明。多くのチャンピオンを育てただけでなく、日本テレビとのタッグで「ダイナミックグローブ」を開催し続けてきたこと、WOWOW「エキサイトマッチ」で世界のボクシングを日本で見られるようにしたことを解説した。

 村田は「村田諒太の過去、現在、未来」というタイトルで講演し、アスリートの引退後の人生に言及した。読書家らしくオーストリア出身の精神科医でホロコースト生還者のヴィクトール・フランクルの名著『夜と霧』を紹介して、自らの哲学を語った。

 同書に「自分から求めるのではなく、人生からの問いかけにどうこたえるか」という内容が書かれていることに触れた上で、公演後の取材で自らの進退について「現実的に考えるともう一度ということはない。求められればうれしいけど、自分から求めることはない」と現在の胸中を明かした。

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