April
24
Wednesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

15°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > WBOミニマム級王座陥落の谷口将隆「チャンスがあればどこの階級でも」再起に向け始動

WBOミニマム級王座陥落の谷口将隆「チャンスがあればどこの階級でも」再起に向け始動

2023年2月8日 15時15分

 前WBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆(ワタナベ)が再起に向けて動き出した。まさかの世界王座陥落からおよそ1カ月。技巧派サウスポーは失意を乗り越え、再びベルトを腰に巻こうとしている。

「いまはボクシングが楽しい」と京口

 1月6日、2度目の防衛戦でメルビン・ジェルサレム(フィリピン)にまさかの2回TKO負けを喫して王座陥落。2月頭に会った29歳のサウスポーは「年齢的に王座陥落したら引退なのかなと漠然と思っていた。でも、実際にそうなってみるとやめようという感覚はまったくなかった」と話し始めた。

 試合を振り返り、「ジェルサレムの試合を研究して、一撃で倒されることは想定していなかった。慢心はなかったけど、準備のところで抜けてしまっていたところがあったかもしれない」と自己分析。「しょっぱなから緩急の緩でいきすぎた」、「倒すタイプじゃないのに倒そうとしてしまった」と反省点はいくらでも浮かんでくる。

盟友の京口とともに再起を誓う

 そうした反省が頭をグルグルと巡りながら、同時に「まだまだ改善できる。強くなれると思った」というのも素直な気持ちだ。すでに1月17日からトレーニングを再開し、「基礎に返ってジャブからやっている。原点に返って足でよけることも意識している」というから精力的だ。なにより「いまは練習が楽しい」というから手痛い敗戦から心身ともにだいぶ立ち直ったといえそうだ。

 今後については「チャンスがあればどこの階級でもすぐに食いつきたい」と一度世界王者になったとはいえまだまだハングリーな様子。ミニマム級でジェルサレムとのリベンジマッチに挑むのか、L・フライ級に上げて2階級制覇を狙うのか。「ボクシングが楽しいという原点に戻った」という谷口が肩に力を入れすぎず再出発のスタートラインに立った。

Related article
関連記事