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年間最高試合はミドル級統一戦 村田諒太vs.ゴロフキン 努力・敢闘賞は阿部麗也 武居由樹が新鋭賞

2023年2月8日 18時10分

 8日選考、発表の年間アワードには4月にさいたまスーパーアリーナで開催されたミドル級王座統一戦、WBA王者村田諒太(帝拳)とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の試合が選ばれた。

熱戦だった村田とゴロフキン

 年間最高試合はほかにバンタム級3団体統一戦、井上尚弥vs.ノニト・ドネア2、L・フライ級2団体統一日本人対決のWBC王者寺地拳四朗(BMB)vs.WBA王者京口紘人(ワタナベ)なども候補に挙がっていた。

 その中で村田とゴロフキンの試合は27票を集めて最高試合に選ばれた。日本選手が敗れた試合が最高試合に選ばれるケースは少ないが、中身はもちろんのこと、世界的に層の厚いミドル級での統一戦であったこと、日本ボクシング史上最高額のイベントであったことなどから多くの得票が集まった。

国内最高試合は吉野と中谷のライト級戦

 国内の年間最高試合はWBOアジアパシフィック・ライト級王者の吉野修一郎(三迫)と元東洋太平洋同級王者、中谷正義(帝拳)のライト級頂上対決が27票を得て選ばれた。不利と予想された吉野が中谷をKOしたインパクトのある試合だった。

丸田からダウンを奪った阿部

 努力・敢闘賞には阿部麗也(KG大和)が選出。出田裕一(三迫)、中川健太(三迫)、能嶋宏弥(薬師寺)、千葉開(横浜光)らと争われたが、昨年は丸田陽七太(森岡)を破り3度目の挑戦でフェザー級2冠王となった阿部の頭上に栄冠が輝いた。こちらの投票数は21。

新鋭賞に輝いた武居

 新鋭賞に選ばれたのは武居由樹(大橋)。元K-1チャンピオンとしてデビュー時から注目を集め、22年は初のタイトルとなる東洋太平洋S・バンタム級王座を獲得、初防衛にも成功した。和製ハメドとも言えるトリッキーなスタイルで、デビューから6連続KO勝ちを続けている。27票を獲得。

 トレーナー賞の加藤健太トレーナーは三迫ジム所属ながら、寺地拳四朗(BMB)と二人三脚で世界戦を戦い、L・フライ級2団体統一を達成。ほかにも東洋太平洋S・ライト級王者の永田大士ら多くの選手に好成績をもたらしていることが評価された。

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