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チャンピオンの殿堂 “元祖バンタム級の怪物” ルーベン・オリバレス

2023年2月23日 16時05分

 毎月、昔の偉大な海外ボクサーを紹介している連載『チャンピオンの殿堂』。今回はバンタム級の怪物、ルーベン・オリバレスだ。《ボクシング・ビート3月号より》

 今、井上尚弥の獅子奮迅の活躍で米国でも軽量級への関心が高まっている。1960年代から70年代にかけて同様の現象を引き起こしたのが“ミスター・ノックアウト”と呼ばれたルーベン・オリバレスだった。

 プロデビュー以後の驚異的な連続KO勝利と大会場を常に埋める人気とカリスマ性。バンタム級とフェザー級で2度ずつ世界王座に就いたオリバレスの防衛回数はバンタム級での通算4度のみ。しかし現在のトップスター、カネロ・アルバレスを除いたメキシコ人オールタイムグレート・ランキングで、フリオ・セサール・チャベスに次ぎ、サルバドル・サンチェスらと並んで上位三指に入ることは確実だろう。

 なぜそれほど偉大なボクサーなのか? 「彼は左フッカー。ヘビー級のジャック・デンプシー、ジョー・フレージャーを連想させるバンタム級だ」(バート・シュガー元リング誌編集長)。「メキシカンとラティーノのアイドルは当時すごい人気を誇り、パンチを強打するのと同様に酒とバラの日々をこよなく愛した浪費家」(ナイジェル・コリンズ元リング誌編集長)。そこから読み取れるのは無類の強さと人間の弱点を併せ持った稀代の豪傑ということか。

 フルネーム、ルーベン・オリバレス・アビラは1947年1月14日、メキシコシティのボンドホ地区で生を授かった。父サロモン・オリバレスと母エスペランサ・アビラの間に生まれた12人きょうだいの一人。そのうち生き残ったのはルーベンを含めて男4人女2人の6人だけというから、過酷な生活環境が想像される。

 町の中心部からやや北に位置するボンドホはガラが悪い地域で有名で、ルーベンは生存競争のためケンカに明け暮れる。停学処分を食らうのが常で小学校は10年かかって卒業した。グローブを握ったのは15歳。友人2人がアマチュア選手だったことで興味を惹かれた。ダウンタウンにあるホルダン・ジムでトレーニングを始める。

 ジムを運営していたアルトゥーロ“クーヨ”エルナンデス・マネジャーの目に止まったオリバレスは、同氏にプロ入りを懇願する。しかしクーヨはまずアマチュアで経験を積ませた。10ヵ月のアマチュアキャリアでオリバレスはシティの「グアンテス・デ・オロ」(ゴールデングローブ大会)バンタム級優勝。準決勝でアゴを骨折したにもかかわらず、決勝で2回KO勝ちしたエピソードがある。.. 

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