西田凌佑がWBO・APバンタム級V3 原優奈は日本S・フェザー級新王者 中島玲が日本S・ウェルター級暫定王座獲得
2023年4月2日 0時56分
2023年4月1日 22時11分
新生ダイナミックグローブとなった1日の「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」に元IBF・S・フェザー級王者の尾川堅一(帝拳)が登場。昨年6月、ジョー・コルディナ(英)にタイトルを奪われてからの再起戦に勝利した。
また昨年11月、WBO・L・フライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に世界初挑戦して敗れた元L・フライ級アジア3冠王者の岩田翔吉(帝拳)も世界戦黒星から再スタートを切った。
◇60.0キロ10回戦
尾川堅一(帝拳)[TKO5回2分39秒]クライ・セッタポン(タイ)
再起戦の尾川の出だしは、クライとの距離に戸惑い、不安定だったが、それも2回になれば攻防にリズムが出てきた。ダックで相手のパンチをかわしながら右、そこで終わらず左フックにつなげ、クライに圧力をかけた。守りモードになったクライに対し、5回、尾川は右ボディストレート。一拍置いてクライが倒れた。さらに尾川が顔面への右ストレートで2度のダウンをマークして試合を終わらせた。
昨夏に右肩を手術。「1ラウンドはバランス崩すくらい振り回しました」と尾川は言ったが、「でもあれができると相手も怖がるし、僕の右を警戒してくれる」。キャッチコピーの「クラッシュライト」はもう万全のようだ。左ガードへの意識も高く、「今までは自分のやりたいことをやってきたが、ああして(コルディナに)ぶっ倒された。いろんなことが分かってきた」と元チャンピオンは語り、世界返り咲きに意欲をアピールした。尾川は27勝19KO2敗1分1NC。クライは32勝22KO10敗。
◇L・フライ級10回戦
岩田翔吉(帝拳)[KO3回1分7秒]ジェローム・バロロ(フィリピン)
強気に振ってくるバロロに対し、岩田は脚で体を運びながらプレス。気の強い者同士、開始から間断ないパンチの応酬となったが、前に出て打ってくるバロロに対してもバランスを崩さず強打する岩田には目を見張った。2回、細かいフェイントから打ち込んだ右ストレートも強かった。
そして3回、相手パンチを外しざまに繰り出した右がショートカウンターになって決まると、バロロたまらずダウン。岩田は再開に応じたバロロを左ボディで再び倒し、10カウントを聞かせた。岩田は10勝7KO1敗。バロロは7勝4KO3敗。
岩田は「世界戦で負けて本当に悔しくて、でもまたこうしてリングに立ててうれしい。今回は相手うんぬんではなく自分との戦いだった。スカッと勝てて良かった。必ず次こそはチャンスをいただいたら勝つと思っている」とリング上で話した。
◇53.0キロ8回戦
矢代博斗(帝拳)[TKO7回42秒]ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)
埼玉・花咲徳栄高、平成国際大出身の矢代がプロ4戦目。初回、矢代が仕掛けていくが、ナッタポンの左フックがヒットしてヒヤリ。ナッタポンは右から返しの左フックで矢代に迫る。矢代も左ボディを打ち込んでいくが、スリリングな立ち上がりとなった。
2回からは左右の動くナッタポンを矢代が追いかける展開。ナッタポンは右のタイミングが良く、上下に右を打ち分けて矢代を空転しにかかる。矢代は3回、左ボディでナッタポンにダメージを与えたが、ナッタポンは4回に入ると再び軽快に動いた。矢代は前に出続け、左ボディを決めるシーンはあるが、柔らかく動くナッタポンを攻めあぐねる。逆に右を軸にコンビネーションを打ち込むナッタポンのほうに余裕が感じられる。
迎えた7回、タイ人をコーナーに追い込んだ矢代の右フックがカウンターで炸裂。ナッタポンがバッタリ倒れ、ノーカウントでストップとなった。会心のノックアウトにガッツポーズの矢代はデビューから4連続KO勝ち。タイS・フライ級2位のナッタポンは10勝6KO2敗。
◇S・フェザー級8回戦
齋藤麗王(帝拳)[KO2回2分36秒]デッチャディン・ソーンシリスッパティン(タイ)
宮崎・日章学園高で高校6冠を獲得、東京農大をへてプロ入りした齋藤が初の8回戦。体格で上回る齋藤がジャブ、右ストレート、左フックと多彩なパンチで仕掛け、デッチャディンも距離が詰まると相打ちを辞さずに打ち返す。しかし2回、齋藤が圧力を強めて左ボディが突き刺すと、デッチャディンが苦悶の表情でうずくまり、10カウントとなった。齋藤は3勝3KO。タイS・フェザー級9位のデッチャディンは5勝5KO4敗。 観衆=1522人
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分