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急きょ重岡優大と対戦の元王者メンデス「長いラウンドに持ち込む」 WBCミニマム級暫定戦

2023年4月12日 14時49分

代々木第二体育館で16日に開催される「3150FIGHT vol.4」で重岡優大(ワタナベ)とWBCミニマム級暫定王座決定戦を争う元WBO同級王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)が12日、東京・五反田のワタナベジムで公開練習を行った。

「得意パンチは左ボディアッパー」とメンデス

WBC王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)がインフルエンザに感染して優大との試合をキャンセル。急きょオファーを受け、10日に来日したメンデスは「もう一度世界チャンピオンになりたい一心でやってきた。チャンスがきたので迷いなく飛びついた」といきなりの世界戦を歓迎した。

マネジャーのジョエル・ゴンサレス氏によると、もともと亀田プロモーションから5月初旬に試合の話をもらっていて、それに向けてトレーニングをしていたという。サウスポーの優大との対戦について、ゴンサレス氏は「普段から右も左も練習しているので問題ない」とサウスポーとの対戦に不安を示さなかった。

メンデスは21年12月、両国国技館で谷口将隆(ワタナベ)に11回TKOで敗れてWBO王座を失った。本人によれば、このときはコロナ禍の影響でホテルに缶詰にされて、「練習もサンドバッグが一つ吊されているだけでジャブしかできなかった。十分な準備ができなかった」という。

それに比べると外出が自由で、ジムで練習ができる今回のほうが遥かにコンディションもいいとのこと。体重は「朝起きてリミットまであと2ポンド(約900グラム)。食事も摂れている」というから確かに状態はいいのだろう。

優大との対戦については、「頭脳的に戦いたい。長いラウンドに持ち込んで経験の差をいかしたい」とプランの一端を明かした。メンデスは20戦18勝6KO2敗、優大は6戦6勝4KOだから確かにキャリアの差は大きい。

プエルトリコの英雄、元3階級制覇王者のフェリックス・トリニダードの従兄弟にしてトレーナーのフレディ・トリニダード氏が「防御のテクニックに優れ、賢いのでリングでの駆け引きもうまい」と太鼓判を押すメンデス。7戦目で世界タイトルを狙う優大の前に立ちはだかろうとしている。

右がトレーナーのフレディ・トリニダード氏
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