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“個人的な問題”で戦線離脱のWBCミドル級王者チャーロ兄が始動 WBCは全面サポート約束

2023年4月13日 11時54分

2年近くリングから離れているWBCミドル級王者ジャモール・チャーロ(米=写真)が先週から地元テキサス州ヒューストンでジムワークを開始した。チャーロは2021年6月に行ったフアン・マシアス・モンティエル(メキシコ)との防衛戦を最後にブランクに陥っている。

スペイン語サイト「イスキエルダッソ」やボクシング専門サイト「ボクシングシーン・ドットコム」によるとチャーロ(32)はヒューストンにある、ロニー・シールズ・トレーナーが運営するジムで、ミット打ちを開始。一部で6月に復帰するのではと噂される。一方で、ブランクの理由が「個人的な問題」ということでWBCがタイトルはく奪に踏み切らないのはおかしいという見方がされる。

これに対してWBCマウリシオ・スライマン会長が説明。スライマン氏は先月ラスベガスで行われたデビッド・ベナビデスvs.カレブ・プラントのWBC・S・ミドル級暫定タイトルマッチの際にチャーロ本人と面談。「彼の複雑な個人的な問題は解決した。彼は我々のチャンピオンだ。ヤル気になっている」と語り、タイトルはく奪を否定し、全面的なサポートを公約した。

チャーロはブランクが長いため次戦は指名試合が有力な状況。WBCの最新ランキングでは1位がIBFに続きWBAスーパー王座も返上したゲンナジー・ゴロフキン。チャーロvs.GGGはファン待望のカードだが、具体化する状況は見られない。2位のハイメ・ムンギアは所属するメキシコの「サンフェル・ボクシング」がゴロフキンとの一戦を熱望。実現するかは別として猛プッシュしている。

そしてチャーロのブランク中にWBCミドル級暫定王者に就いたカルロス・アダメス(ドミニカ共和国)は同じPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下だが、これも対戦が具体化する様子は感じられない。一部でチャーロはビッグマッチ、ビッグマネーを目指してS・ミドル級へ舵を切るとも言われる。

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