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元名日本王者のリック吉村さん語る デビュー戦は1万3000人のMSG 伝説王者がセコンドに

2023年4月21日 14時44分

 現在は東京・福生で「Rick Yoshimura’s Ringside Fitness Gym」を主宰するリック吉村さん(本名フレデリック・ロバーツ)。ジムをオープンしてちょうど10年、この間2019年にプロ加盟もし、ますます選手育成に張り切っている。ご存じの通り、現役時代は世界を目指して日本タイトルを22度も守った、すばらしいチャンピオンだった。ステップ・バイ・ステップ――リックさんの話を聞いていると、目標に向かって努力を続ける大切さをあらためて教えられる思いがする。《ボクシング・ビート5月号より》

飯田さん(左)とリックさん

飯田 リックさんとは2006年にも対談しています。17年ぶり! 当時は「ジムをいずれ持ちたい」と話していました。いまこうして構えていらっしゃいますが、リングサイドジムをスタートしたのはいつですか。

リック 13年の4月です。オフィシャルなスタートは6月から。ワオ、ちょうど10年か。

飯田 ジムを構える以前にも教えていたんですよね。

リック そう、最初は私の家のガレージでやっていました。バッグを付けて、でもあれはただの遊び。それから友だちのダンススタジオで3ヵ月やりましたが、建物を壊すことになって、いまの場所を見つけました。

飯田 最初の練習生は米軍横田基地の軍人で、どんどん口コミで増えていったんですね。

リック 三沢基地(青森)のボクシング大会に出たりしましたよ。(カーロス)エリオットが基地で大会をしていたんです。彼のジムの選手とは対戦しなかったけど。

飯田 おぉ、エリオットさん。いま、息子はEXILEだもんね。ELLY。

リック この前、ジムに来たよ。

飯田 リックさんとエリオットさんも仲良しなんですね。

リック そうそう。私が日本に来て、ボクシングジムを探していたら、職場(三沢基地)の人が紹介してくれました。それでカーロスと出会って、一緒に八戸帝拳に連れて行ってくれたんです。もうカーロスはチャンピオンで、マーク(堀越)もいた。

飯田 もともとアメリカで軍に入隊していたんですよね?

リック 入ったんだけど、最初のベース(赴任地)が日本です。

飯田 なるほど。ボクシングはその前からやっていましたよね。

リック そうです、プロデビューはマジソン・スクエア・ガーデン(以下MSG)。

飯田 えっそうなんですか。

リック 実はいま、私のストーリーを書いているんです。ちょうど、そのデビュー戦の話を書いたところです(笑い)。

飯田 本になるんですか? それはすごくいい。

リック ずっと前からやろうと言っていて、いま頑張ってます。

飯田 それにしてもデビュー戦がMSG。……カッコいい。

リック マービン・ハグラーとロベルト・デュランがラスベガスで試合をして、MSGでそれを中継するんですが、興行も一緒に行われたわけです。月曜日に私のマネジャーから「試合がある、木曜日だ」と言われて「えっ木曜日!?」って。もしラスベガスの中継とMSGの試合に空き時間ができれば私が出る、と。

飯田 いわゆる予備カード。

リック そうです、予備カード。私本当に緊張していました。1万3000人の前で。

飯田 それはデビュー戦から貴重な経験です。

リック ええ。負けたけど、とても楽しい経験でした。MSGのメインはマーク・メダル(のちのIBF世界J・ミドル級王者)-ケビン・ハワードでした。

飯田 つまりMSGのファンはリアルな試合とラスベガスのハグラー-デュラン中継を楽しむわけですね。おもしろい。

リック もっとおもしろい話があります。その日、私のマネジャーが来なかったから、セコンドに付いてくれたのはエミール・グリフィスなんです。60年代のすごい元世界チャンピオン、知ってる?

――ウェルター、ミドル級を制したMSGの超人気選手でした。

リック そうです、彼を私のトレーナーが知っていたので「助けて」とお願いしたんです。私のコーナーにグリフィスがいた。(胸を押さえて)もう私、ハーッハーッ……って。でもとても楽しかった。..

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