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4団体で世界ランク入りの小林豪己 無敗挑戦者を寄せ付けずWBO・APミニマム級V1

2023年5月6日 20時27分

 WBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチ10回戦が6日、後楽園ホールのセミで行われ、王者の小林豪己(真正)が挑戦者8位ロスラン・エコ(フィリピン)に4回34秒TKO勝ちで、初防衛に成功した。

 24歳の小林と22歳のエコによるフレッシュな無敗対決。エコがいきなり先制攻撃を仕掛けて小林は左フックをもらうが、ここから冷静に対処。脚を使ってエコのアッタクを外しながら、得意の左ボディを打ち込んでいった。

 2回、初回に続いてワイルドに攻めるエコに対し、小林が右フックを決め、さらにワンツーから左フックを返すとエコがグラついた。ここでフィニッシュを急がなかった小林は3回、ボディ攻撃、ワンツーでエコを追い込んでいく。

エコのセコンドが飛び出して試合終了となった

 4回、小林が右ボディを決めてエコが下がったところで、エコのセコンドが慌てて棄権を申し出た。どうやらエコは3回にアゴを痛めた模様。WBA7位、WBC10位、IBF9位、WBO11位にランクされる小林は6勝4KO。エコは10勝7KO1敗。

 勝利者インタビューで小林は「1ラウンド目、相手のパンチが強すぎてビックリした。(こちらの攻撃で)何回が効かせた場面があったけど、ゆっくりでいいからと井上トレーナーに言われていた。パンチ力がついてきた実感がある。来年、再来年には世界を視野に入れたい」と声を弾ませた。

◇フェザー級8回戦
金子虎旦(帝拳)[3-0(80-72×3)]ジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)
 日大出身でデビューから2連続KO勝ちの金子がフィリピン同級10位のブエナオブラを迎えた。体格で上回る金子がスピードに乗ったジャブでサウスポーのブエナオブラにプレッシャーをかけ、ブエナオブラが攻めるとスッとバックステップでかわした。金子は2回、右ボディアッパー2発でダメージを与え、コンビネーションをまとめるなど、上体を柔らかく使うブエナオブラをボディから崩しにかかった。

金子(左)は初の8回戦でフルラウンド戦った

 ブエナオブラは劣勢を挽回しようとするが、金子のリズムについていけず、どうしても守備に時間をとられてなかなか攻めることができない。金子は6回、右フックを決めて好機を作り、フィリピン人をコーナーに追い込んで攻め立てたものの、タフなブエナブエラがここは打ち返してしのいだ。金子は最後までよく攻めたが、ブエナオブラが最後の決定打を許さなかった。金子は3勝2KO。ブエナオブラは10勝4KO8敗3分。日本で3連敗となった。

嶋田(右)は4連勝をマーク

◇フェザー級8回戦
嶋田淳也(帝拳)[3-0(79-73、80-72×2)]クラウデバン・シーシー(フィリピン)
 駒澤大出身の嶋田がプロ4戦目。この日も左ジャブから右ストレートにつなげ、相手を崩しにかかる。対するシーシーも左フックを合わせ打ち、スイング気味の右で一歩も引かない。正面からの攻めが単調になった嶋田はシーシーに抵抗を許したが、左ボディでダメージを植え付けていく。終盤7回はカウンターからチャンスをつくるなどして嶋田が3-0勝利。嶋田はデビュー4連勝。シーシーは9勝3KO4敗3分となった。観衆=1152人

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