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ビボルとの再戦はL・ヘビー級か、S・ミドル級か カネロが同じ条件での雪辱誓う

2023年5月8日 11時16分

6日(日本時間7日)にメキシコ・グアダラハラで凱旋防衛戦に勝利したS・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)があらためてWBA・L・ヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)へのリベンジを誓った。

カネロ(左)とビボル

カネロは昨年5月、ラスベガスでビボルの持つ王座に挑戦。戦前の予想はカネロ有利に傾いていたが、体格で勝るビボルのアウトボクシングを崩せず、13年9月のフロイド・メイウェザー戦以来の敗北を喫した。

リマッチが規定路線となる中、カネロはゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦を優先し、今回はジョン・ライダー(英)との地元防衛戦をはさんだ。カネロはライダー戦のあと、ビボルの名前を挙げた上で「私は175ポンド(L・ヘビー級)での試合を望む。同じルール、同じ条件だ」とのメッセージを発した。

これはビボルがメディアに対し、S・ミドル級での再戦を希望する発言を受けてのものだ。スポーティングニュースの取材に対し、ビボルは「私は168ポンド(S・ミドル級)で彼と戦いたい」と明言している。ビボルとしては「自分の階級ではなかった」という言い訳をカネロにさせたくない。S・ミドル級でも勝てばカネロはぐうの音も出ないのだ。減量が問題ないともアピールするビボルにとっては、S・ミドル級の4本のベルトも魅力だろう。

通常は自分たちにいかに有利な条件を作り出すかに躍起になるものだが、この2人の再戦は少し事情が違うようだ。確かにカネロにしてみれば、もしS・ミドル級で再戦となれば、「2度目は負けないために自分の階級で試合をした」とケチをつけられるのは必至だろう。

“相手の土俵”にこだわる2人の再戦は9月開催が有力と言われる。これから体重を含めて両陣営の熱い交渉が始まるだろう。

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