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2023年5月15日 19時24分
2023年5月15日 15時48分
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が統一王者デビン・ヘイニー(アメリカ)に挑む世界ライト級タイトルマッチは5月20日(日本時間21日)、ラスベガスのMGMグランドにて行われる。テオフィモ・ロペスに敗れて以来2年7ヵ月、現代のスーパーボクサーは祖国のためにリングを離れる時期もあったが、自ら「ゴール」と定める比類なき王座を虎視眈々と狙っていた。今回の試合は無敗の王者ヘイニー優位という予想も聞こえてくるのだが、本当にそうか!? 《ボクシング・ビート6月号より》
ヘイニーは「4団体の時代」になってから8人目の比類なきチャンピオンとなる。が、もしロマチェンコが2020年10月、ラスベガスMGMグランド内に新型コロナ対策で設置された会場“ザ・バブル”でテオフィモ・ロペス(米)に勝っていれば、7人目となる名誉に大きく前進していたはずである。
ロペスが番狂わせでジョージ・カンボソス(豪州)に敗れ、そのカンボソスに連勝したのがヘイニー。三段論法が必ずしも通用しないのがボクシングのおもしろさ、スリルなのだが、ヘイニーの有利材料であるのは事実だ。加えてヘイニーは11歳若い年齢と身長、リーチ、フレームの違いといったフィジカルアドバンテージがある。
両者の共通の対戦者ホルヘ・リナレス(帝拳)を通して比較すると、ストップ勝ちを飾ったロマチェンコに対しヘイニーはフルラウンドの戦い。結果からならロマチェンコに分があるようにも思える。しかしダウンを奪われてひっくり返したロマチェンコ、ピンチに遭遇したものの全般にわたりペースをキープしたヘイニーという内容から、ロマチェンコ有利と断言しがたいところ。
五輪で2度金メダリストに輝いたアマチュア時代をベースに百戦錬磨のキャリアを誇るロマチェンコに比べても、まだ24歳ながらヘイニーの練達ぶりが目立つ。超絶のテクニシャン同士のぶつかり合いという見方ができる。
だが、この巧者同士の対決に激突という言葉は似合わないだろう。おそらく究極のチェスマッチ(心理戦)が展開されるはずだ。反対に、思わず身を乗り出すような激闘になれば、アドバンテージはロマチェンコが有するのではないだろうか。
ロペス戦から再起して2勝した後、ロシアのウクライナ侵攻を受け領土防衛隊に従軍。その後米国へ戻り、最新戦でジャーメイン・オルティス(米)に辛勝したロマチェンコは35歳という年齢も影響し、本人も周囲も「ビッグサプライズを起こすラストチャンス」と受け止めている。キャリアの集大成、「本当のロマチェンコの強さが見られる」と期待を寄せるメディアもある。..
ヘイニーか、それともロマチェンコか――注目の世界ライト級戦のプレビュー全文はきょう発売のボクシング・ビート6月号に掲載しています。
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