20日（日本時間21日）ラスベガスのＭＧＭグランド・ガーデン・アリーナでゴングが鳴るWBO･S･フライ級王座決定戦の会見が18日行われ、同級1位の中谷潤人（M.T）と2位アンドリュー・モロニー（豪州）が対決前の決意を語った。

　マイクを持った中谷（24勝18KO無敗）は「ハードなトレーニングを行った成果をラスベガスと世界中のファンにしたい」と英語であいさつ。ロサンゼルスで長期合宿を行ったことを聞かれると「いろいろなタイプの選手とスパーリングができ、ラウンドは300ラウンドを超え、すごくいい実戦練習ができたと思いう」と語った。

　また15歳からルディ・エルナンデス・トレーナーの指導を受けたことには「自信につながっている。ルディと（岡辺）大介トレーナーと長くやって来て積み重ねたものを20日の試合で発揮したいと思います」とWBOフライ級王座に続く2階級制覇に自信をみせた。

　元WBA･S･フライ級王者のモロニー（25勝16KO2敗）は「（双子の兄の）ジェーソンが1週間前に世界王者になり、ここラスベガスでファイトできる。これ以上のストーリーはない」と高揚した気持ちを吐露した。

　そして「世界チャンピオンに就くのは運命に思える。ナカタニはグッド・ファイターで、前世界チャンピオンで、無敗で、彼は対戦を避けられている。でも私とジェーソンの試合を見た人は、我々は誰とも戦えるとわかっている」と王座返り咲きを目指す。

　メインのデビン・ヘイニー（米）vs.ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）のライト級4団体統一タイトルマッチを含めて計量は明日19日、午後4時から行われる。Photos by Mikey Williams/Top Rank via Getty Images