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クロフォード「待つのは終わった」、スペンス「今世紀最大の一戦」 7.29ウェルター級統一戦正式発表

2023年5月26日 9時49分

 プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)は25日、ウェルター級3団体統一王者エロール・スペンスJr(米)とWBO同級王者テレンス・クロフォード(米)の4団体統一戦を7月29日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催すると発表した。試合の模様はショータイムでPPV中継される。

 ファン待望のウェルター級頂上対決がついに難交渉の末に成立した。SNSでクロフォードは「待つのは終わった」、スペンスは「みんなの欲しいものをついに与えられる」と発信し、「今世紀最大の一戦の一つ」と続けた。

 スペンスは2012年ロンドン五輪に出場したのちにプロデビュー。17年5月にケル・ブルック(英)を下してIBFウェルター級王座に就いた。S・ライト級で4団体統一を成し遂げたクロフォードは18年にウェルター級に進出してWBO王座を獲得。両選手の対戦を期待する声が高まっていった。

 昨年4月、スペンスがヨルデニス・ウガス(キューバ)からWBA王座を奪い、3団体を統一すると、両陣営は4団体統一戦の交渉を本格化。一時は12月開催で内定のニュースが流れたが物別れに。長い間ビッグマッチに恵まれなかったクロフォードは「交渉が長すぎる」と不満を漏らしたが、両陣営の粘り強い交渉の末に交渉成立にいたった。

 33歳のサウスポー、スペンスは28勝22KO無敗。35歳のスイッチヒッター、クロフォードは39勝30KO無敗。リング誌のPFPランキングはクロフォードが3位、スペンスが4位(1位ウシク、2位井上尚弥)。今のところブックメーカーの出しているオッズはクロフォード有利もあれば、スペンス有利もあり、極めて拮抗している。

 米メディアの報道によると、この試合の契約には、敗者がダイレクトリマッチを要求できる再戦条項が含まれており、内容次第で第2、第3戦とシリーズファイト化する可能性もありそうだ。

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