2014年8月2日土曜日

金子が快勝、赤穂3-0判定勝ちも芹江とかみ合わず

 2日後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」、メインのS・フェザー級10回戦は前日本S・フェザー級チャンピオンで現同級1位の金子大樹(横浜光)が比国フェザー級14位のシリロ・エスピノに4回1分10秒TKO勝ち。セミの元王者2人によるバンタム級10回戦は、元OPBF・S・フライ級王者の赤穂亮(横浜光)が元日本S・バンタム級王者の芹江匡晋(伴流)に3-0判定勝ちした。

 昨年2月に元世界王者の李冽理とOPBFフェザー級王座決定戦を争い引き分けたエスピノだが、金子とは体格も実力も差があった。金子は初回から上下に重厚なパンチを打ち分けて「いっさい遊びはなし」といった雰囲気。エスピノは左右のフックで勇敢にファイトし闘志を見せたが、3回に金子の右アッパーでダウン。4回に金子のパンチでエスピノが左目上カットし、負傷TKOとなった。

 バンタム級でWBA15位、IBF11位、WBO8位、S・フライ級WBC6位にランクされる赤穂が日本S・バンタム級タイトルを6度防衛した芹江との一番を迎えた。

 強打の赤穂は初回からビッグパンチを打ち込む気満々だった。しかし距離を詰めると芹江が巧みに頭を下げて体を預けるため、互いの体がもつれる場面が多発。2回までにバッティングで試合が一時中断するシーンも2度あった。赤穂は徐々にフラストレーションを蓄積。攻めが雑になって、4回にはローブローで芹江が悶絶するなど試合は荒れ模様となった。

 試合は中盤に入っても落ち着かない。赤穂は何とか状況を打破しようと攻めるのだが、芹江の独特の間合いを崩すことができない。赤穂は偶然のバッティングで6回に右目上部、7回に鼻柱をカット。最終10回にもバッティングで試合が一時中断するなど、最後までかみ合わない試合だった。スコアは97-94に97-93が2者。試合後の赤穂は「試合は芹江さんのペースだったと思う。今日は勉強になった」とため息まじりにコメントした。赤穂の戦績は24勝16KO1敗2分。芹江は25勝10KO5敗。

◇フライ級8回戦
堀陽太(横浜光)[TKO8回1分36秒]鈴木武蔵(帝拳)
 1月の対戦では堀が勝利して鈴木の日本ランクを奪取。この再戦も先手を取ったのは堀。初回に左ストレートから返しの右フックを決めて鈴木をキャンバスに沈めた。2回からは足を使う堀を鈴木がガードを固めて追いかける展開。ともに手を出しながらも決定打が出ず拮抗したラウンドが続いた。疲れの見えた堀は8回に前に出た。接近戦の離れ際、堀の右アッパーが炸裂して鈴木がダウン。立ち上がった鈴木に堀がラッシュするとタオルが投入された。日本フライ級13位の堀は12勝7KO2敗2分。敗れた鈴木は10勝4KO3敗。

◇65kg6回戦
越川孝紀(セレス)[KO1回2分2秒]中村祐仕朗(岐阜ヨコゼキ)
 元インターハイ王者の越川はガードを固める34歳の中村にボディ攻撃から右を決めてキャンバスへ。中村は立ち上がったが、カウント中にタオル投入。越川は2連勝(1KO)。