2014年9月10日水曜日

藤本京太郎、5回TKOで日本ヘビー級タイトルV2

 日本ヘビー級チャンピオンの藤本京太郎(角海老宝石)が10日、東京・後楽園ホールの「KAMIKAZE4」で同級1位の竹原虎辰(緑)を5回44秒TKOで下して2度目の防衛に成功した。

 昨年11月の対戦で竹原に判定勝ちした藤本は、今回はKOを狙ってリングに上がった。スピードで上回る藤本は早くも2回、右で竹原の左目上部を切り裂き、さらに右を追撃すると竹原のヒザがガクッと崩れる。3回にも挑戦者の足がそろったところに、藤本の右が決まり、竹原の大きな体がグラリと揺れた。ラウンド終盤に再び竹原の腰が砕けると、レフェリーはダウンを宣告した。

 このピンチを辛うじてしのいだ竹原だったが、4回も藤本の猛攻にさらされて新たに左目上部をカットするという苦しい展開。結局5回にドクターチェックが入り、レフェリーが試合続行不可能と判断した。完勝の藤本は10勝6KO1敗。36歳の竹原は10勝4KO10敗3分となった。試合の模様は今日10日深夜3時57分からTBSで放送される。

◇バンタム級8回戦
久保賢司(角海老宝石)[3-0(78-76、78-75、78-74)]佐藤鋼太(協栄)
 1月の対戦でドローだった両者の再戦。佐藤は1、2回と足を使いながらジャブ、右アッパーを決めて久保をいなしたが、3回からパワーのある久保のプレスが効いてきた。久保は佐藤をロープに押し込んで連打する場面を何度も作り、中盤のポイントを獲得。佐藤は最終回に盛り返したが及ばなかった。

◇58kg8回戦
緒方勇希(角海老宝石)[2-1(78-74、76-77、77-76)]山田健太郎(全日本パブリック)
 日本フェザー級8位の緒方は4月の日本同級王座決定戦で細野悟(大橋)に敗れて以来のリング。元ランカー山田はジャブを出しながらワンツーや左フックを打ち込むが、そのたびにクリンチとなってしまうジャッジ泣かせの試合に。打ち終わりを狙う緒方のパンチもさほどヒットしなかったが、山田にボクシングをさせなかった技巧派の手が挙がった。

◇ウェルター級8回戦
坂本大輔(角海老宝石)[負傷引き分け3回1分22秒]齋藤志朗(ワタナベ)
 日本ウェルター級8位の坂本に対し、サウスポーの齋藤は開始早々に右フックを決めてダウンを奪う。さらに坂本は偶然のバッティングで左目上部をカット。3回、傷の深い坂本が猛攻を仕掛け、これをしのいだ齋藤がカウンターを決め始めるも、ここでドクターチェックが入って試合終了。優勢だった齋藤にとっては無念の引き分けとなった。

◇53.5kg8回戦
奈須勇樹(角海老宝石)[負傷判定7回30秒3-0(67-66、68-65×2)]ジョナサン・リガス(比)
 元日本ランカーの奈須が1年2ヵ月ぶりにカムバック。久々にいいところを見せたかったが、2回に左フックを食らってダウンを喫する苦しい展開。奈須はその後追い上げたが、2回に負った左目上部の傷が原因で負傷判定となった。