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アムナット辛くも防衛、アローヨ側IBFへ抗議

2014年9月11日 11時46分

アムナットからくも防衛(ボクシングニュース)
アムナット
 10日タイのナコンラチャシマで行われたIBF世界フライ級タイトルマッチは王者アムナット・ルエンロエン(タイ)が挑戦者1位マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に2-1のスプリット判定勝ち。2度目の防衛を果たした。

 序盤は拮抗した攻防で、強いて言えばアムナットがやや優勢。ところが6回、指名挑戦者アローヨが左右フックを遠めからヒット。その一撃がテンプルを捕らえ、アムナットがダウンした。辛うじて立ち上がった王者はダメージが感じられる。アローヨの追撃中、レフェリーのパット・ラッセル(米カリフォルニア州)はラウンド終了前の合図を間違えアクションを止めてしまった。後半、試合は荒れ、クリンチ、ホールドの連続。アムナットが戴冠したロッキー・フエンテス戦をリピートするような展開となり、両者がキャンバスに横転するシーンもあった。

 スコアカードは割れ、2ジャッジが115-114、114-113で王者を支持。もう一者は114-113でアローヨだった。試合後アローヨのプロモーターは6ラウンドの処置とアムナットの執拗なホールディングに減点を科さなかった主審に抗議。年内の即リマッチをIBFに要求している。

 同じリングでは日本ミニマム級6位の福原辰弥(本田フィットネス)が来日経験もある元世界ランカーのファーラン・サックリンJr(タイ)と対戦。序盤から積極的にファイトしてパンチをよくヒットさせたが、8回ドローに終わった。

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