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山中慎介スリヤンとV7戦、粟生隆寛はサルガドと

2014年9月10日 16時49分

 10月22日東京・代々木第二体育館で挙行される「ワールドプレミアムボクシング20」の記者発表が10日、東京・九段下のホテルグランドパレスで行われた。WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が指名挑戦者スリヤン・ソールンビサイ(タイ)と7度目の防衛戦。元2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)は元WBA、IBF世界S・フェザー級王者フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)と対戦する。

山中がスリヤンとV7戦、粟生はサルガドと対戦(ボクシングニュース)
10.22代々木第二のリングに立つ山中と粟生

 山中はこれで7度の防衛戦で、世界タイトルを保持した経験のある選手と対戦するのは4度目。元WBC世界S・フライ級王者のスリヤンは2012年3月に来日し、佐藤洋太にタイトルを奪われた試合が記憶に新しい。佐藤戦後は2年半で17試合と精力的にファイトし、通算戦績37勝16KO5敗1分を誇る25歳だ。

 山中はスリヤンについて「サウスポーと戦うのがなかなかうまい。ウィラポンのように右をジャブのように突いてくるのでリズムに乗せないようにしたい」と一定の評価をしながらも「相手が前に出てくれば序盤で終わる可能性もある。バンタムではスーパー王者を含めて自分より強い選手はいないと思っている。自分が最強だというところをアピールしたい」と自信満々に語った。

 粟生の相手に選ばれたサルガドは10年1月に内山高志(ワタナベ)にWBAタイトルを奪われたが、その後IBF王座を獲得。昨年3月アルヘニス・メンデス(ドミニカ共和国)にタイトルを奪われ、再起戦でも敗れて元気がないが、その実績からいえば、粟生の“世界前哨戦”の相手にふさわしいと言えるだろう。

 12年10月の王座陥落以来、世界タイトルマッチから遠ざかっている粟生は「久々に『おっ』というモチベーションの上がる相手で感謝している。相手は背が高く、けっこう振ってくる選手なので、自分から中に入って崩していきたい。お客さんがそろそろと思う中盤に倒せるようがんばります」と意気込みを示した。

 山中と粟生が代々木第二体育館で試合をするのは11年11月以来2度目。このときは山中がタイトルを獲得し、粟生がWBC世界S・フェザー級タイトルの初防衛を成功させた。山中の試合中に照明が落ちるアクシデントがあり、2人そろって「照明が落ちてもしっかり対応したい」と発言して笑いを誘った。試合の模様は日本テレビ系列で10月22日午後7時56分から8時54分の枠で放送される。

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