2014年12月14日日曜日

ブラッドリー引き分け、リーがWBOミドル級新王者に

 米ラスベガスのコスモポリタン・オブ・ラスベガスで13日(日本時間14日)に行われたトップランク社のイベントは、前WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)が、4月にマニー・パッキャオ(フィリピン)に敗れて以来のリングに登場。元WBAウェルター級暫定王者ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)との一戦は三者三様のドローに終わった。

 スコアは115-113でブラッドリー、116-112でチャベス、残り一人が114-114で引き分け。試合後ブラッドリーは「私が勝っていた」と語ったほか、プロモーターのボブ・アラム氏も「理解できない」とコメント。米国メディアもブラッドリーに同情的な意見が多いようだ。

 前回パッキャオ戦でプロ初黒星を喫し、今回初のドローを経験したブラッドリーは32勝12KO1敗1分。前回8月のブランドン・リオス(米)戦で、たび重なる反則行為により失格負けしていたチャベス。今回もすっきりしない試合で23勝19KO2敗1分。

 同じイベントで行われたWBO世界ミドル級王座決定戦は、同級4位アンディ・リー(アイルランド)が同級1位マット・コロボフ(ロシア)を6回1分10秒TKOで下し、新チャンピオンに輝いた。

 スタートからコロボフがペースを握り、快調にラウンドを重ねたが、6回にサウスポーのリーが放った右フックが試合をひっくり返す。強打をアゴに食らってダウンしたコロボフは回復できず、主審が試合を止めた。元トップアマのコロボフはこれがプロ初黒星(24勝14KO1敗)。

 予想を覆して劇的な戴冠劇を演じたリー(34勝24KO2敗)は、2012年6月、当時のWBC王者フリオ・セサール・チェベスJr(メキシコ)に挑戦し、7回TKOに散って以来のチャンスをものにした。新王者は「私を育ててくれた恩師、エマヌエル・スチュワードにこの勝利を捧げたい」といまは亡き名匠に感謝の言葉を述べた。

 WBA・S・ライト級暫定タイトルマッチは、挑戦者ホセ・ベナビデス(米)が王者マウリシオ・エレラ(米)を3-0判定で下した。スコアは116-112×2、117-111。