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メイウェザーが判定で49連勝、リング上で引退宣言

2015年9月13日 13時49分

 パウンド・フォー・パウンド最強、フロイド・メイウェザー(米)が12日(日本時間13日)、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでWBAウェルター級暫定王者アンドレ・ベルト(米)に3-0判定勝ち。スコアは117-111、118-110、120-108。ヘビー級のレジェンド、ロッキー・マルシアノ(米)の持つ49連勝の記録に並んだメイウェザーはリング上で「これで私のキャリアは終わった。正式に終わりです」と宣言した。

得意の右クロスを打ち込むメイウェザー
得意の右を打ち込むメイウェザー(右)

 メイウェザーの“ラストファイト”として注目を集めた今回の一戦。メイウェザーは初回、リードを鋭く放って、5月のパッキャオ戦に比べてアグレッシブな立ち上がり。動きにはキレがあり、KOを狙っていくという意欲を感じさせた。

 対するベルトは力不足を指摘されたが、右のガードを固めて前へ。スピードを生かしてメイウェザーに迫り、4、5回は王者をロープ際に追い詰めて連打を披露。L字ガードのメイウェザーがパンチを被弾することはないが、ベルトは攻勢をアピールして勝利へ意欲を見せた。

 メイウェザーは6回にエンジンをふかし、アッパーやボディブローの連打、ロングからの右フックを披露。7回に軽い左フックをもらったが、余裕からフットワークも使うようになって乗ってきた印象。8回にはショートの連打やワンツーを決め、試合はワンサイドの様相を呈してきた。10回はラウンド中しきりに言葉を発した両者に対し、主審のケニー・ベイレスが注意を与えた。

 劣勢のベルトはあきらめずがむしゃらに前に出たが、メイウェザーは拳を挙げて客を鼓舞したり、ダンスのようなステップを踏んだりとやりたい放題。最終回も王者はベルトの攻撃をしのぎ、右を当てる場面も。残り10秒の拍子木でガッツポーズを作ったメイウェザーは試合が終了すると、リングの中央にひざまずいて天を見上げた。

 リング上でインタビューを受けたメイウェザーは引退を宣言した上で「私はすべてを成し遂げた。もうやるべきことはない。お金も十分にもらった。来てくれたファン、テレビの前のファン、大好きです。ありがとう」とファンに別れを告げた。戦績は49勝26KO無敗。敗れたベルトは30勝23KO5敗。試合の模様は14日21時からWOWOWライブで再放送される。Photo/SUMIO YAMADA

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