2015年11月23日月曜日

細川貴之OPBF獲得、初陣の丸田陽七太IBF10位撃破

 六島ジム主催の「You will be the champion5」は22日、大阪市の住吉スポーツセンターで開かれ、東洋太平洋S・ウェルター級タイトルマッチ12回戦は、挑戦者の同級1位、細川貴之(30=六島)が2-1の判定で王者デニス・ローレンテ(38=比国)を下して、新王者に就いた。細川は日本同級王者に続く2冠獲得。セミのでは大阪・関大北陽高3年、丸田陽七太(18=森岡)は3回にダウンを奪うなどIBF世界バンタム級10位、ジェーソン・カノイ(25=比国)に3-0の判定勝ちでデビュー戦を飾った。また、元日本、東洋太平洋王者、鈴木哲也(六島)の引退式も行われた。

◇東洋太平洋S・ウエルター級タイトルマッチ
細川貴之(六島)[2-1(115-113、110-118、115-114)]デニス・ローレンテ(比)
 サウスポー同士の対決。49勝30KO6敗5分の豊富なキャリアを持つローレンテに対し、細川は打ち合いを避け、フットワークを生かし、徹底的に右ジャブを突き刺した。フェイントも交えて距離を保つ細川に強引に打ち込もうとするローレンテだが、パンチが空を切るシーンがい。、細川の落ち着きぶりが際立ち、4回終了時の採点公開は細川の2ポイントリードが2人。

 ローレンテは主導権を握ろうと打ち下ろす左フックを当てようとするが、距離がつかめずヒットできない展開が続いた。6、7回とようやくパンチを当てるものの連打に結びつかず、細川はフットワークを生かしてピンチをしのいだ。終盤も細川のジャブはローレンテの出鼻をくじき、そのままリードを保って逃げ切った。ローレンテの圧力に負けず、セコンドの枝川孝・六島会長の指示通りの戦いを貫いた細川の冷静さが勝利を呼び込んだ。「6回にパンチをもらい倒れそうになったが、気力で戦った。来年は会長に世界をやらせてもらえるよう頼みます」と細川はさらに上を目指していた。細川は28勝9KO10敗4分。

◇53.9キロ6回戦
丸田陽七太(森岡)[3-0(58-55、59-56、59-54)]ジェーソン・カノイ(比)
 デビュー戦の相手に世界ランカーを選ぶのは「冒険カード」ではあったが、丸田がその秘めた力を存分にみせつけた。相手のカノイは24勝18KO5敗2分の荒々しいファイター。丸田は鋭く伸びるジャブでカノイのアタックを封じ、右ストレートを合わせた。早くもカノイの左まぶたがカット。2回も出てくるカノイを避けようとせずに積極的にパンチを出す丸田。3回は右ボディでダウンを奪った。カノイは右目もカット。しかし、世界ランカーの意地でフックで押し込んでくるが、丸田はワンツーからパンチを集めて、ポイントを奪った。5回、自陣コーナーに詰められ、パンチを浴びたが、ショルダーブロックで外す、テクニックもみせ、6回は距離をとって初陣を終えた。

 幼稚園でボクシングを始め、メキシコ五輪銅メダリストの森岡栄治・森岡ジム会長(故人)の指導を受け成長。高校1年でアジアジュニア選手権L・バンタム銅メダルを獲得、インターハイは1年でフライ、2年はバンタムで準優勝した。五輪は目指さず、昨年11月、高校2年でプロテスト合格。デビューに備えて、米国で練習するなどパンチ力に加え、技術を向上させてきた。アマ戦績は55勝31KO11敗。

 最終回にバッティングで右目上をカットした丸田は「多くのみなさんに応援していただき、イメージ通りの試合ができました。これからもっと強くなり『ひなたのボクシング』を見てみたい」と思っていただけるボクサーになり、世界王者に」とリング上で声援に応えた。

◇61キロ8回戦
仲村正男(渥美)[KO2回1分19秒]ダーオルアン・ルークバーンスワン(タイ)
◇S・フェザー級8回戦
杉田聖(奈良)[TKO3回2分24秒]クリスチャン・アビラ(比)
◇58.5キロ8回戦
テイル・渥美(渥美)[KO回1分58秒]ソンクラームチャイ・ヨットコーンプラーブ(タイ)