2016年5月12日木曜日

江藤光喜が3-0判定勝ち、世界挑戦失敗から再起

  前OPBFフライ級王者でWBC世界S・フライ級9位の江藤光喜(白井・具志堅S)が12日、後楽園ホール「DAGAN160」のセミに登場し、フィリピン同級11位マイケル・エスコビアに3-0判定勝ち。昨年11月、WBC世界S・フライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に挑戦失敗して以来の試合に勝利した。スコアは77-75×2、78-74。

 世界初挑戦でクアドラスのアウトボクシングに屈した江藤は一発を強振するボクシングからの脱却を決意。ジャブを強く意識して試合を組み立てようと試みたが、前日計量で契約体重の116ポンドを200グラム・オーバーしたエスコビアは簡単な相手ではなかった。

 馬力のあるエスコビアは2回、左右のフックを思い切り振り回して江藤に襲い掛かると、その何発かが江藤の顔面をとらえた。江藤は4回にもエスコビアのパンチを被弾して会場のファンを心配させる。調子の上がらない江藤は5回からフットワークを使い、ジャブとボディブローでボクシングを立て直したが、どうしても被弾してしまい、最後まで安定しなかった。終盤はエスコビアの疲労に助けられた印象。戦績を18勝13KO4敗1分とした江藤は「また世界チャンピオンを目指してがんばります」とファンにアピール。エスコビアは11勝3KO12敗1分。

◇S・バンタム級8回戦
相馬圭吾(三迫)[2-1(76-75、77-76、76-77)]芹江匡晋(伴流)
 元日本王者で日本S・バンタム級12位の芹江に対し、相馬はガードを固めて前に出るボクシング。序盤からクリンチともみ合いが多発し、ジャッジ泣かせの試合に。相馬は3回にもつれ合いの中でダメージを負い、ダウン寸前に追い込まれたが、後半はひたすら前に出て元王者を苦しめた。互いにクリーンヒットのない中、最後まで前に出た相馬に軍配が上がった。うれしいランカー撃破の相馬は8勝5KO11敗2分。金星献上の芹江は27勝10KO8敗。

◇ウェルター級8回戦
尹文鉉(ドリーム)[TKO2回37秒]サーリカー・オークンシー(タイ)
 日本ウェルター級3の尹は2回、右カウンターを決めてサーリカーの動きを止め、左ボディブローでタイ人をキャンバスへ。主審がストップを宣告した。尹は17勝4KO4敗3分。サーリカー7勝3KO3敗2分。

◇バンタム級8回戦
阿知和賢(ワタナベ)[3-0(78-75、78-74、79-74)]藤本直人(新日本木村)
 藤本は初回に右ストレートを決めたが、日本S・フライ級11位の阿知和が2回からは右をよく決めて主導権を握った。フェイントを駆使し、頭の位置をうまくずらして、間合いをコントロールした。4回に藤本に攻め込まれるシーンがあったが、後半は阿知和が先手、先手で右を何度もかぶせてリードを広げた。阿知和は11勝4KO11敗4分。藤本は8勝4KO7敗1分。

◇49.5キロ8回戦
木村翔(青木)[TKO5回1分45秒]内野々大叶(ウエスタン延岡)
 内野々がスタートから左右のフック、アッパーで日本L・フライ級13位の木村に迫った。木村はガードを固めながらこれに応じ、試合は初回から白熱。2回早々、木村の右ストレートがきれいに決まって内野々がダウンした。内野々はこれでめげることなく、旺盛な手数で木村を攻めるが、木村のボディブローと右を浴び続けた。5回に木村がラッシュをしかけて2度目のダウンをゲット。さらに攻撃を仕掛けたところでストップとなった。3連続KO勝ちの木村は11勝5KO1敗2分。3連敗の内野々は6勝4KO6敗5分。