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ファンマTKO勝ち、バスケスJrとの同国対決制す

2016年10月30日 14時12分

 プエルトリコのサンフアンで29日(日本時間30日)挙行された元2階級制覇王者フアン・マヌエル・ロペスと元WBO世界S・バンタム級王者ウィルフレド・バスケスJr注目のプエルトリカン対決は、ファンマが11回2分29秒TKOで因縁の対決に勝利した。

 連敗後に2年のブランクを作っているファンマと、こちらも連敗中のバスケスJr。ともにビッグネームながら崖っぷち同士の一戦は、互いに譲らない展開となったが、クライマックスは突然訪れた。疲れの見えるバスケスJrにファンマの左フックが炸裂。ダメージを受けたバスケスJrにファンマが追撃を仕掛けると、バスケスJrがキャンバスへ落下。主審が試合をストップした。

 ストップ直後、興奮したバスケスJrのセコンドがリングに上がってファンマに襲い掛かり、ファンマとパンチを交換するという驚きの事態が発生。周囲の制止により大事にいたらなかったのは幸いだった。  レジェンドを父の持つバスケスJrは2011年にホルヘ・アルセ(メキシコ)にWBO王座を奪われて以降は、ノニト・ドネア(フィリピン)、石本康隆(帝拳)らに敗れ、今回の黒星で昨年から3連敗。32歳のサラブレッドは苦境に追い込まれた。

 一方、33歳のロペスは14年に現WBC世界S・フェザー級王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)、現WBO世界同級王者ヘスス・クエジャール(亜)に連敗して引退の危機にさらされたが、今回の勝利で辛うじて生き残ったと言えそうだ。

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