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岡田博喜がV6、大差判定で細川バレンタイン下す

2016年11月1日 20時55分

 日本S・ライト級タイトルマッチが1日、後楽園ホールの「角海老ボクシング」で行われ、チャンピオンでWBO同級10位の岡田博喜(角海老宝石)が挑戦者8位の細川バレンタイン(宮田)に3-0判定勝ち。6度目の防衛に成功した。スコアは98-92×2、99-91。

「左から右につなげるのが課題」と岡田(右)

 長身の岡田は初回からジャブを当て、堅実に試合を組み立てた。細川は3回、岡田にロープを背負わせ、連打を見舞って会場を沸かせるが、岡田を慌てさせるまでにはいたらない。4回は岡田の右、左フックが炸裂したが、細川も反撃し、パンチで岡田が左目上部をカット。5回は上体の立ってきた細川に岡田のパンチがよく決まり、5回を終わって王者が50-45×2、49-46でリードした。

 右の少ない岡田だが、ジャブで細川の顔面を跳ね上げ続けてダメージを与えた。6回に右目下をカットし、顔面の腫れが目立つ細川が懸命に前に出て、岡田にロープを背負わせて防戦一方にさせるシーンを何度か作った。最終回はバッティングで出血した岡田が気迫で前に出る細川を迎え撃ち、打ち合ってゴングとなった。

 7回に両拳を痛めたという岡田は14勝10KO無敗。2013年に日本、OPBF王座に挑戦して失敗した細川は3度目の正直ならず。戦績は20勝9KO6敗3分。

◇フェザー級8回戦
大橋健典(角海老宝石)[3-0(78-75、78-74×2)]荒木貴裕(極東)
 日本S・フェザー級9位の荒木はよく動き、強打の大橋に的を絞らせず、攻めては右をヒットさせた。大橋は徐々に圧力を強め、中盤以降、アッパーも交えて連打を披露して攻勢をアピール。的中率は低かったがジャッジの支持を得た。大橋は13勝8KO4敗2分。荒木は9勝4KO6敗。

◇S・ウェルター級8回戦
坂本大輔(角海老宝石)[TKO3回1分31秒]グリアングライ・シットサイトーン(タイ)
 日本ウェルター級1位の坂本はボディブローで徐々にグリアングライにダメージを与え、3回に右フックでタイ人をキャンバスへ。さらにこの回、右アッパーを決めてダウンを奪い、試合を終わらせた。戦績を13勝8KO8敗3分にした坂本は来年のチャンピオンカーニバルで日本王座挑戦が濃厚。

◇56.3キロ8回戦
小池信伍(タイ)[TKO1回1分37秒]スラサック・サイトーンジム(タイ)
 小池は開始と同時に右を打ちおろし、左もフォローして最初のダウン。立ち上がったスラサックにさらに右を打ち下ろして2度のダウンを追加してフィニッシュ。小池は9勝5KO2敗。

◇62.0キロ6回戦
斎藤一貴(角海老宝石)[KO3回2分20秒]ペットマハーラート・イミネントエアー(タイ)
 斎藤は初回にジャブ、右フックでダウンを奪い、その後タイ人にクリンチで粘られかけたが、3回に左ボディブローでフィニッシュ。元アマ全日本選手権覇者でデビュー2連勝(2KO)を飾った斎藤は「これでA級なので来年は強い選手とやりたい」。

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