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京口紘人がOPBFミニマム級V1、連続KOはストップ

2017年4月25日 20時46分

 OPBFミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)が25日、後楽園ホールの「DANGAN180」のセミで 同級2位のジョナサン・レフジョ(フィリピン)を3-0で下して初防衛に成功。デビュー7戦目で初の判定決着となった。スコアは117-111、118-111、119-109。

京口(右)はKOを逃したものの要所でいいパンチを決めた

 2月にOPBF王座を獲得した23歳の京口が2か月のスパンで防衛戦の舞台に。今後の世界挑戦で「どんなグローブを使うことになるかわからない」という理由から、グローブはメキシコ製のレイジェスが使用された。

 試合はパワーで勝る京口が圧力をかけ、サウスポーのレフジョが動きながら上体を柔らかく使って京口のパンチを外し、カウンターを狙う立ち上がり。2回に京口が圧力を強め、左ボディ、右ストレートでレフジョをロープに追い詰める。レフジョの左カウンターが浅いながらも京口の顔面をとらえるシーンもあったが、京口はしっかりガードを上げて対処。4回を終わって3-0(39-38、39-37、40-36)とリードした。

京口は最後までKOを狙ったが…

 中盤も京口はジワジワとプレスをかけ続けた。よく動くレフジョに対して空振りも少なくないが、攻勢はアピール。7回にレフジョの左を食らったが、構わずに前に出た。8回終了時の採点は77-75、78-75、79-73。

 京口は9回に左アッパーをクリーンヒットしてチャンスを作って攻めたが、レフジョは足とボディワークでピンチを脱出。京口は最後までKOを狙ったものの、逃げ切られた。

 今年1月に来日し、沖縄で荻堂盛太(平仲BS)とWBC・L・フライ級ユース王座を争ってドローのレフジョは日本初勝利ならず。目がよくテクニックも高かったが、ディフェンシブでパワーに欠けた。16勝4KO5敗5分。

日本Fe級7位の上野則之、引退試合でKO勝ち

上野は家族とスタッフに見守られリングに別れを告げた

◇60キロ8回戦
上野則之(RK蒲田)[KO7回2分44秒]タヌーペット・ペットプームジム(タイ)
 日本フェザー級7位の上野は昨年9月、日本タイトル挑戦に失敗して引退を決意したが、この日あらためてホームの後楽園ホールで引退試合に臨んだ。タヌーペットは元気に手数を出し、上野は後手を踏む滑り出し。3回はタヌーペットが連打で上野に迫った。中盤以降、上野はタヌーペットに圧力をかけ、タヌーペットはスイッチを繰り返してカウンターを狙った。苦しい展開を強いられた上野は7回にスパート。左フックを効かせ、最後は右ストレートでダウンを奪い、10カウントが数えられた。

 試合後はセレモニーが行われ、上野は家族とリング上に並んだ。日本王座に3度、OPBFに1度挑んで及ばなかった35歳は「ベルトを巻けなかったことはいまでも悔しいが、こんなに熱く打ち込めたことには感謝している。16年間ありがとうございました」とあいさつ。会場から大きな拍手を浴びた。上野の生涯戦績は19勝6KO14敗5分。

◇ライト級8回戦
高畑里望(ドリーム)[KO5回1分52秒]塚田裕介(吉祥寺鉄拳8)
 日本S・フェザー級7位の高畑はジャブ、ボディブローで先制。右にもつないで日本ライト級10位の塚田にコツコツパンチをヒット。顔が腫れだした塚田は3回にワンツーを連発して反撃し、高畑を下がらせるシーンを作るが、いかんせんパンチをもらいすぎだ。高畑が5回に右を決めると、塚田はバッタリとキャンバスへ。立ち上がろうとしたが、セコンドがリングインして棄権した。37歳の高畑は昨年6月、元日本王者の金子大樹(横浜光)に敗れて以来の勝利。塚田は昨年9月、日本タイトル挑戦で荒川仁人(ワタナベ)敗れて以来のリングを飾れなかった。

竹迫司登がデビューから6連続KO勝利

竹迫はボディブローで試合を終わらせた

◇ミドル級8回戦
竹迫司登(ワールドS)[KO2回2分15秒]シンデット・シットサイトーン(タイ)
 体格で勝る日本ミドル級2位の竹迫は初回からジャブをビシビシとヒットし、2回に右アッパーから左ボディブローをめり込ませ、10カウントを聞かせた。竹迫はデビューから6連続KO勝ち。シンデットは25勝13KO20敗1分。

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