2017年5月7日日曜日

カネロがフルマーク勝ち チャベスJr何もできず

 期待のメキシコ・ライバル対決は予想もせぬ一方的な展開に終始――サウル“カネロ”アルバレスとフリオ・セサール・チャベスJrの人気者同士によるビッグファイトは6日(日本時間7日)に米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで挙行され、カネロが大差の3-0判定勝ち。ダウンシーンはなく、スコアはジャッジ全員が120-108のフルマークだった。
 
 
 164.5ポンド(74.61キロ=S・ミドル級)契約で行われた一戦。ジャブを突いて出たカネロに対し、身長が10センチ高いチャベスJrは意外にも下がりながら左ジャブを差し返す出だし。カネロはお構いなしに鋭いブローを飛ばし、2回からボディー、アッパーをコンビネーションで放つ。3回にはチャベスJrが鼻血を流す。
 
カネロ多彩なヒット、チャベスJrは手数が伸びず
 
 一方のチャベスJrは見ていて不思議に思えるほど前に行かない。行けないのか?  じりじりと来るカネロに多彩なヒットを許し、自らは守りを固めて手数が伸びない。5回、カネロは右の強打も増やし、チャベスJrは左目付近に腫れが目立ってくる。
 
 カネロ・ペースの前半を終えて、反撃を期待されたチャベスJrだが、展開は変わらない。7回、ロープを背負ったカネロに連打を見舞ってみても、すぐさま連打し返されるチャベスJr。こうして断続的にチャベスJrがラッシュする場面も、パワーが感じられず、カネロがガードして打たせていると言ったほうがしっくりとくるほど。
 
終盤ばブーイングも…
 
 終盤はブーイングが出た。カネロのヒットの音だけが聞こえるような試合は、最終ラウンドも淡々と過ぎ、チャベスJrは何も起こせず。「もっとアタックしたらカウンターを食らっただろう。自分の強打も有効ではなかった。カネロは本当にいいファイターだ」とチャベスJrはカネロの強さに脱帽。
 
 勝ったカネロは「動きたいように動けた。メキシコのファンにグレートなファイトを見せたいと思って戦った」とチャベスJrとの試合については簡素なコメントだった。カネロは49勝(34KO)1敗1分。チャベスJrは50勝32KO3敗1分となった。Photo/BoxingScene.com