ビッグ・ファイトが終わって、新たなビッグ・ファイトが生まれた。6日(日本時間7日)のラスベガス、フリオ・セサール・チャベスJrを破ったばかりのサウル“カネロ”アルバレスが「ゴロフキン、どこにいるんだい?」と呼びかけた。すると観戦に訪れていたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がリングに入場。主催者側の仕掛けで、リング上でそのまま、両者の激突が合意に至ったことが明らかになったのだ。
私服姿のゴロフキンと対面したカネロは、リングアナウンサーに「決まったのか」と話を向けられて「9月に合意した」と明言。ゴロフキンも「とてもエキサイティングしているよ」と対決の実現を喜んだ。
カネロ「やっとできる。ゴロフキンは最高の相手!」
ミドル級王座を18度も守り、WBAスーパー、WBC、IBFの3団体ベルトを束ねるゴロフキンと、メキシカン・スターの地位を不動にしたアルバレス。かねてから両者の対決は9月に噂されていたが、ついに発表に至った。詳細は語られなかったものの、ゴロフキン-カネロの一戦は今年最大規模の試合になるのは間違いない。
「やっと試合ができる。とてもうれしい。ゴロフキンは最高の相手だ。厳しい試合になるだろうが、カネロがベストだ!」とまくしたてたカネロに対し、この日の主役(カネロ)を立ててか、ゴロフキンは「9月に会おう」と短く応えていた。Photo/BoxingScene.com