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内藤律樹がS・ライト級で快勝、柴田直子は再起成功

2017年9月1日 20時52分

「DANGAN193」が1日、後楽園ホールで開催され、メインのS・ライト級8回戦は、元日本S・フェザー級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)がペッチムアンスリ・サイカウボクシングジム(タイ)に2回2分22秒TKO勝ち。また、3月にメキシコでIBF女子世界L・フライ級王座を失った柴田直子(ワールドS)がタイ人選手に勝利。世界王座陥落から再起した。

この日の内藤はクラスを上げてパワフルだった

 ペッチムアンスリは初回、なかなかパワフルな印象を与えたが、ジャブから組み立てる内藤は2回、右ボディをみぞおちに決めてタイ人をキャンバスへ。立ち上がったペッチムアンスリから2度ダウンを奪ってTKO勝ちした。

 内藤は17勝6KO2敗。「2階級上げてこの階級でやっていきたい」とS・ライト級を主戦場にしていくことを明らかにした。次戦は10月20日の「DANGAN198 日中親善試合vol.2」のメインに出場する。

大保はアグレッシブなスタイルが実った

◇フライ級8回戦
大保龍斗(横浜さくら)[3-0(77-76、77-75、78-74)]渡邉秀行(郡山)
 ファイタータイプの大保が前に出て、サウスポー渡邉が足を使いながら右フック、左ストレートを打ち込む展開。大保も前に出てボディ打ちで迫るなど、互いに持ち味を出し合った。3回は壮絶な打撃戦。渡邉が有効打で上回るが、ガッツのある大保も負けじとボディ打ち。ラウンド終盤に右を決めて渡邉をグラつかせた。その後も一進一退の展開が続き、渡邉がコツコツとヒットを重ねるものの、大保がダメージングブローで上回り、接戦を制した。連敗脱出の大保は10勝2KO4敗1分。4連敗となった渡邉は8勝6KO10敗4分。

◇女子アトム級6回戦(日本女子初代王座決定トーナメント準決勝)
鈴木菜々江(シュウ)[3-0(59-56×2、59-55)]日向野知恵(スパイダー根本)
 鈴木が手数と運動量で初回から上回った。日向野は前に出るものの、鈴木の右、左フックを被弾。鈴木は後半になってもペースが落ちず、コンビネーションをコンスタントに決めて、世界挑戦経験のある日向野の追い上げを許さなかった。鈴木は3日に京都で行われる慶美奈代(真正)と葉月さな(YuKOフィットネス)の勝者と決勝を行う。鈴木は5勝1KO2敗。日向野は7勝2KO6敗。

柴田(右)は世界王者返り咲きを目指す

◇女子L・フライ級6回戦
柴田直子(ワールドS)[TKO2回1分20秒]シーザー・マノップジム(タイ)
 36歳の柴田は3月、メキシコでアロンドラ・ガルシアに敗れて6度目の防衛に失敗。再起戦は格下のシーザーを初回から攻め立て、2回に左ボディブローから右、左とつなげてシーザーをキャンバス送りに。主審がノーカウントでストップした。柴田は17勝6KO4敗1分。11月10日に多田悦子(真正)と元世界王者対決を行うことを明かし、「もう一度世界を目指します」と宣言した。

藤岡は初のKO勝ちを飾った

◇53.0キロ8回戦
藤岡飛雄馬(宮田)[TKO1回5秒]ヨドワンロップ・サイカウボクシングキャンプ(タイ)
 サウスポーの藤岡は体格差を生かしてスタートから全開。左ボディ、左ストレートで2度のダウンを奪ってフィニッシュした。初KO勝利の藤岡は9勝1KO5敗1分。

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