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V1戦まであと2日、久保隼「自分のボクシング貫く」

2017年9月1日 17時54分

 9月8日、京都市の島津アリーナ京都で開催されるWBA世界S・バンタム級タイトルマッチの調印式が1日、同市内のホテルで行われた。  初防衛に臨む王者、久保隼(27=真正)は「いい選手と試合ができるのが楽しみ」と冷静に話し、挑戦者の同級2位、ダニエル・ローマン(27=米国)は「初の世界挑戦で緊張しているが、ボクシングのために日々生活してきた。必ずアメリカにベルトを持って帰る」と語った。

この日も笑顔が目立った久保(左)とローマン

 出身地の京都市で凱旋試合となる久保は「試合をする場所はどこでも変わらないし、負けられない気持ちは同じ。気合いを入れて戦います」と地元での初防衛に意欲をみせた。

凱旋試合に「気合いを入れて戦う」

 対戦相手のローマンについては「真面目にボクシングにかけており、まとまって何でもできる選手のようだ」と評し、「お互いが自分のボクシングを貫き通した方が勝つと思う。とにかく自分のボクシングを貫いて前に進みたい」と決意を語った。

 山下正人・真正ジム会長は「最強の指名挑戦者を迎えるが、久保が勝つと信じている。ローマンはすべての面でまとまった選手だが、久保にはリーチを生かし、勝つということにこだわった試合をさせたい」とコメント。長谷川穂積の後継者にしっかり地固めさせる考えだ。

 ネクタイ姿で調印式に臨んだローマンは「挑戦者決定戦を戦ってきたし、どうしても勝ちたい。私の方がキャリアは長いので、自分のボクシングに引きずり込む」と久保にアウトボクシングをさせず、接近戦での左右連打にかける意気込みをみせた。

カンテレドーガでスマートフォン向け配信あり

 試合は関西テレビが3日午後4時から生中継、BSフジが午後6時から録画放送する。また、スマートフォン専用の関西テレビ公式モバイルサイト「カンテレドーガ」(http://ktv-smart.jp/)ではアンダーカードの日本ミニマム級、OPBFライト級タイトルマッチも合わせてオンデマンド配信する。

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