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WBCはネリ処分せず、山中慎介との直接再戦指示

2017年11月1日 10時19分

 WBCは10月31日、ドーピング違反疑惑が発覚したバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)についてサスペンドなどの処分をくださず、前王者の山中慎介(帝拳)とダイレクトリマッチを行うよう指示を出した。WBCがホームページ上で声明を出した。

はたして山中はいかなる判断を下すか…

 ネリは8月15日、京都で行われたタイトルマッチでV12王者の山中に4回TKO勝ちして新王者となった。ところが試合後、試合前の7月27日に実施したVADA(ボランティア反ドーピング機構)が実施したドーピング検査で、違反薬物であるジルパテロールが検出されたことが判明。王座獲得の信ぴょう性が問われることになった。

 これに対しネリは、ジルパテロールは牛肉を食べた際に摂取されたもので、ドーピング検査の陽性反応は汚染された牛肉が原因であり、自らはシロであると主張。WBCによるとネリ側はBサンプルの分析を求めなかったという。

 声明によると、WBCはその後の調査でネリがクロであるという十分で確実な証拠を得られず、ネリが過去にドーピング違反歴のないこと、日本で行われた3度のドーピング検査の結果がシロであった事実などを踏まえ、ドーピング検査で陽性反応が出た原因は汚染食品にあったと結論付けた。

 ネリは今週末4日、地元ティファナでWBC同級8位アーサー・ビラヌエバ(比)とノンタイトル戦を行う。WBCが一定の結論を出したことで、進退を保留している山中の動向に注目が集まる。

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