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村田V1戦の裏で36歳のドラマ、菅能が宇部で大一番

2018年3月5日 0時08分

 宇部ボクシング&フィットネススクール主催のイベントが4月15日、山口県宇部市の宇部ココランドで開催される。メインを張るのは前身のヤマカワスポーツジム時代から活躍する菅能克彦。36歳の大ベテランが初の地元興行で日本S・バンタム級10位、テイル渥美(渥美)とのフェザー級10回戦に挑む。

地元で勇姿を見せられるか。28戦目を迎える菅能

 ボクシングファンの注目が、WBA世界ミドル級チャンピオン、村田諒太(帝拳)をメインとする横浜アリーナのトリプル世界タイトルマッチに集中するその日に、遠く宇部のリングでも熱いドラマが繰り広げられる。

 36歳の菅能は定年まであと1年のベテランボクサー。03年のデビュー以来、福岡、下関、広島、北九州、熊本、静岡、大阪、沖縄と西日本の各地で27戦して、戦績は10勝4KO10敗7分。常にアウェイで戦ってきた男が、キャリア15年目で初めて地元の宇部で試合を迎えるのだ。

「吉永企業グループ杯 BOX-1菅能祭り」と銘打たれたイベントは菅能と二人三脚で歩んできた上野剛会長の尽力で実現。宇部市内でボクシング興行が開催されるのはおよそ四半世紀ぶりだという。

 大きなチャンスを手にした菅能は「上野さんが去年会長になって、とても厳しい状況の中、僕のために興行をしてくれます。タイトルマッチくらいうれしいことなので、ぜひ勝ってランキングをとり、上野さんにプレゼントします」と意気込む。

 注目度や規模では横浜のトリプル世界戦にかなうべくもない宇部の興行。ただし、ボクシングにかける熱は世界戦にも劣らない。

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