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比嘉が16連続KOに視界良好 特製弁当で減量苦克服

2018年4月3日 17時37分

 WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(白井・具志堅S)が3日、都内のジムで練習を公開した。比嘉は15日、横浜アリーナで挑戦者2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)を迎えて3度目の防衛戦を行う。イベントはWBA世界ミドル級チャンピオン村田諒太(帝拳)の防衛戦とダブル世界タイトルマッチとなる。

現在リミットまで5、6キロという比嘉

 デビューから15連続KO勝利をマークしている比嘉が日本新記録となる16連続KO勝利をかけてV3戦のリングに上がる。この日は15連続KO記録を持つ、比嘉あこがれの浜田剛史氏がジムを訪れ、「全KOというのは一般の人にもわかりやすい。16を狙う、17を狙うではなく、これからもすべてKOを狙ってほしい」と沖縄の後輩を激励した。

 もちろん比嘉もKOには強いこだわりを持っている。2月にアメリカで行われた軽量級のイベント「SUPER FLY2」を現地で視察し、アメリカ進出への思いを強めた比嘉は「英語もできない日本人なので、戦績を見てわかってもらうしかない。KOすれば注目される」とその理由を語った。

この日は江藤光喜(右)とのスパーを披露した

 タッグを組む野木丈司トレーナーは「スパーリングを見ていると、いまの大吾はコンディションさえしっかり作ればフライ級、S・フライ級でちょっと負けないんじゃないかと思う」と語る。比嘉がこの2階級で世界最強と思えるほど、最近は成長が著しいのだという。

 そのコンディショニングが比嘉の大きな課題だ。減量に苦しむのは毎度のことで、2月に沖縄で開催されたV2戦では、計量3日前にサウナで動けなくなり、野木丈司トレーナーが慌てて水を飲ませるシーンもあった。

こちらが本日のお手製弁当、牛肉の赤身はよく使う

 減量苦は激しいトレーニングで筋肉量が増えているという理由もあるが、野木トレーナーによると、スナック菓子などに思わず手を出してしまうことも。ジムメイトから「あれは世界チャンピオンの食事じゃない」と指摘を受けた野木トレーナーは手作り弁当を用意して比嘉に食べさせるというスタイルを今回は採用した。

 カロリーや栄養を計算した弁当を、野木トレーナーの奥さんが夕食用、朝食用に分けて料理。この特製弁当を毎日食べるようになった比嘉は「お菓子は食べられない。コンビニにはお世話になっていない」と断言。水分もしっかり摂ってこれから本格化する減量に備える予定だ。

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