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末吉大が日本S・フェザー級V4 大里拳は健闘及ばず

2019年5月4日 21時53分

 日本S・フェザー級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「第584回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの末吉大(帝拳)が挑戦者1位の大里拳(大鵬)に2-0判定勝ち、4度目の防衛に成功した。スコアは97-93、96-95、95-95。試合の模様はCS放送の日テレジータスで8日(水)21時30分から放送される。

末吉(右)は大里の粘りにあいながらも競り勝った

 両者は昨年2月に対戦して末吉の8回TKO勝ち。ジャブの差し合いから始まった試合は、末吉が右をかぶせて先制したものの、大里もいいジャブを決めて対抗。末吉が3回に右からまとめて見せ場を作ったが、大里も4回に負けじと右を決め、試合は白熱した。5回を終わって末吉が48-47×2、49-46でリードした。

 末吉は後半に入っても足を動かしながら、試合を優勢に進めるが、ジャブと右ストレートで前に出る大里が食い下がり、突き放すことはできない。下がりながらのボクシングは印象も悪いか。8回は大里が連打で迫って応援団を沸かせた。

 迎えた9回、末吉が右を決めると、大里がダメージを負った。末吉は畳みかけたものの、仕留めることはできない。最終回は大里が再びガッツで前に出てゴングとなった。末吉は19勝11KO1敗1分。健闘及ばずの大里は15勝4KO3敗1分。

正木(左)はタフなリーを最後まで攻め続けた

◇S・フェザー級8回戦
正木脩也(帝拳)[3-0(78-74、79-73、80-72)]リー・ナムジュン(韓)
 日本S・フェザー級4位の正木はスピードとテクニックでリーを上回り、初回からワンツー、左ボディをバシバシと打ち込んでいった。しかし徐々に「圧倒しているのに倒せない」という嫌なムードに。中盤以降はパワーのあるリーのパンチがヒットするシーンもあったが、正木は終始攻めて判定勝ちした。正木は12勝5KO1敗。タフネスぶりを発揮したリーは10勝4KO6敗3分。

波田は実力の差を見せつけてKO勝ち

◇S・フェザー級8回戦
波田大和(帝拳)[KO2回2分19秒]アルピウス・マウファニ(インドネシア)
 サウスポーの波田は2回、ガードを固めるマウファニのボディに左アッパーを突き刺し、これが効いて後退したマウファニに連打を浴びせてキャンバス送り。波田は立ち上がったウファニを再び沈めて10カウントとなった。波田は8勝8KO1敗。マウファニは6勝3KO3敗2分。

今川(右)はランカー矢島から勝利

◇S・フライ級8回戦
今川未来(木更津グリーンベイ)[3-0(77-75、77-74、78-74)]矢島大樹(松田)
 日本L・フライ級8位の矢島とサウスポーの今川の序盤戦は、今川が矢島のアタックをうまく外して優位に立つ。しかし矢島が4回、離れ際に右を決めて今川をキャンバスに沈めた。

 今川はこのピンチをしのぐと、5回に右フック、左ストレートで反撃。矢島も前に出続けたものの、今川が有効打で上回って勝利した。今川は10勝3KO5敗。矢島は9勝4KO8敗3分。

ホープの岩田(左)は冷静にファイトした

岩田翔吉が日本デビュー戦飾る

◇L・フライ級6回戦
岩田翔吉(帝拳)[3-0(59-54×2、58-56)]亀山大輝(ワタナベ)
 早大出身で昨年12月アメリカでプロデビューした岩田の日本初陣。18年全日本新人王のサウスポー亀山が初回からブンブン振り回して攻勢をアピールしたが、岩田は3回に右を合わせてダウンを奪うとペースを掌握した。

 結局、KOはならなかったものの文句なしの判定勝利。岩田は「もう少しボディを打ちたかった」と内容には不満顔ながら「大学リーグのときとは雰囲気が全然違う」とプロのリングをしっかり味わった様子だ。

 デビュー2連勝の岩田は「いろいろなタイプの選手をうまく崩して倒せるボクサーになりたい」と今後の抱負を語った。亀山は7勝2KO3敗1分。

◇68.0キロ6回戦
辻本純兵(帝拳)[TKO5回1分42秒]吉村鉄也(KG大和)

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