復帰の松本圭佑が龍王をKO、S・フェザー級トーナメント準決勝へ 渡邊海と木谷陸も進出 

12日後楽園ホールの「フェニックスバトル156」では賞金1000万円をかけたS・フェザー級トーナメント準々決勝3試合が行われ、それぞれ勝者が決まった。6月28日には静岡で準々決勝の残りの1試合が予定されている。

龍王をKOし復帰した松本

◇S・フェザー級トーナメント準々決勝8回戦
松本圭佑(大橋)[TKO3回35秒]龍王(角海老宝石)
体調不良による計量失格で1年のライセンス停止処分を受けていた松本が復帰のリング。試合自体1年半ぶりだが、松本は硬さを感じさせず初回から安定した正統派ボクシングを展開した。サウスポー龍王はガードしてジャブで攻め込み、ボディーからかく乱を狙う。しかし松本はそこに右を狙い打ち。さらに左ストレートにもつなげていく。2回、松本のパンチで龍王は右目上をカットした。

迎えた3回、松本は逆ワンツーの後龍王が打ち返してきたところに右ストレート。直撃された龍王たまらずノックダウン。カウント中にレフェリーが試合をストップした。

松本は「僕の失態でファンに迷惑をかけてしまいました。試合ができない間も支えてくださった皆さんのおかげでここまでこれました。ありがとうございました」と改めて謝罪と感謝を述べた。この翌日は愛娘の1歳の誕生日とあって二重の喜びとなった。次戦はこの日準決勝を勝ち上がったメキシコからの逆輸入選手、木谷陸(KG大和)と対戦する。

英豪を退け準決勝進出の渡邊㊨

◇S・フェザー級トーナメント準々決勝8回戦
渡邊海(ライオンズ)[判定3-0(77-74、78-73、79-72)]英豪(KOD LAB)
長身ボクサー同士の一戦だが、英豪の右ボディーストレートを届かせず自らのシャープな左を当てるなど、序盤から射程は渡邊のものだった。2回、キレる左フックで英豪の動きを一瞬止めた渡邊はすぐさま追撃。左フックで英豪が踏ん張り切れずダウンを喫する。

ここで勝負を急がなかった渡邊に対し、英豪は攻め口を探しながら回を重ねる。6回渡邊は右のショートアッパーをヒット。英豪もここにきて左フック、右ストレートを飛ばして攻めを強める。7回、英豪はコーナーを背にした渡邊に打って出たが、待ち構えた渡邊の左フック、右ストレートがカウンターになって決まった。

最終回の英豪は右オーバーハンドなどで逆転を狙ったものの、渡邊は左ジャブと右アッパーでこれを許さず。危なげない勝利を収めた渡邊の次戦は6月に静岡で行われる木村蓮太朗(駿河男児)-安村綺麗(泉北)の勝者と。渡邊はリングサイドにいた木村が勝ち上がってくるものと予想しており、「準決勝、めちゃくちゃ相手強いのでおもしろい試合になると思う。皆さんぜひ見に来てください」と呼びかけた。渡邊は17勝10KO3敗1分、英豪は6勝2KO2敗。

木谷㊨は福井に判定勝ち

◇S・フェザー級トーナメント準々決勝8回戦
木谷陸(KG大和)[判定3-0(77-75、78-74、79-73)]福井貫太(石田)
圧力の強い木谷は初回に左フックを決めるなどまずまずのスタート。この日はガツガツと行くのみならず、退きも使って崩しにかかる。打った後に細かく頭を動かす福井をコンパクトなカウンターで押し、試合を終始優勢に運んだ。

「ここから先は全部決勝ぐらいの気持ちでやっていかないと勝てない相手ばかり。シンプルに練習で強くなる」と木谷。戦績をこれで11勝5KO3敗とした。福井は14勝8KO8敗1分。

 

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