元王者対決、シーサケットがハロを2回でフィニッシュ 

現地時間28日、タイのノンタブリーにあるナコンルアン・スタジアムにて、ナコンルアン・プロモーション主催興行が開催。ABF(Asian Boxing federation)なるマイナー団体のバンタム級王座決定戦は元WBC世界スーパーフライ級王者のシーサケット・ナコンルアンプロモーション(タイ/118ポンド)が元WBC世界フライ級王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン/118ポンド)に2ラウンド1分54秒TKO勝利を収めた。

日本でも計量失格の経歴を持つハロは今回も1回目で1ポンド・オーバー、約30分をかけ再計量でなんとかクリアし関係者をヒヤリとさせた。初回、ハロは左手を下げながら大きな右を出すが、サウスポーのシーサケットはしっかりとブロック。ハロは時折バランスを崩し、苦笑いを見せながらのらりくらりとやり過ごすと偶然のバッティングでタイムがかかる。

2ラウンド1分過ぎ、シーサケットの左ボディーでハロはダウン。カウント9で再開すると、シーサケットの追撃の前に右フックで尻もちをつき、2度目のダウンを喫してレフェリーストップとなった。6月のエータワン戦以来のリングで勝利した39歳のシーサケットは60勝48KO7敗1分。44歳のハロは45勝32KO17敗5分。約4年ぶりの試合は惨憺たる動きだった。

■タナンチャイ7連勝

フライ級8回戦はWBC同級2位のタナンチャイ・チャルンパック(タイ/112ポンド)がキティデッチ・ヒランスク(タイ/112ポンド)に8回3-0判定勝ち(78-74×2、77-75)。

シャープなジャブの差合いで幕を開けた試合。2ラウンド早々にキティデッチが右フックをヒット。しかしタナンチャイも右を返し、ラウンド終了間際にも右フックを好打するとキティデッチがマウスピースを落とした。

3ラウンド、スイッチを見せるキティデッチはパワフルな左ボディーを打ち込むが、タナンチャイは冷静に対応。4ラウンドにキティデッチの右眉から出血が始まり5ラウンド開始直後にドクターチェックが入る。終盤は近い距離で左右フックを打ち合う見応えある展開となった。パンチの的中率、ディフェンス力はやはりタナンチャイが上。キティデッチは徐々に被弾を増やしていくもののスイッチを繰り返しながら逆転打を狙いながらゴングが鳴った。地力で勝るタナンチャイが勝利を収めている。

24年10月、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)戦での12回判定負け以降、今回で7戦全勝(1KO)とした26歳のタナンチャイは32勝16KO2敗とし、24歳のキティデッチは19勝11KO11敗3分。キティデッチの来日戦績は5戦全敗。

試合結果(日本語)
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