鮮烈なKO勝ちでWBA世界L・フライ級王座を奪取した吉良大弥(志成)が3日、都内のジムで一夜明け会見を行った。

5戦目で世界タイトルを獲得した吉良㊧と佐々木修平会長
「うれしい、それだけです」。これが傷ひとつない顔の新チャンピオンの第一声だった。前夜、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)を左フックで仕留めたビューティフルなKOシーンはSNSなどで繰り返し流され、反響を呼んでいる。吉良のもとにもこれまでにない数のメッセージが届いたと言い、「すごいことをしたのか」と素朴な感想を述べた。
KOパンチにしても、何度もヒットしたゴロフキンばりの打ち下ろしの左フックも、ステップ・ガード・肩のいなし等多彩なディフェンスもすべて「練習通りにいった」という。練習以外のことを求めず、試合をコントロールするのが吉良のモットーだ。
次戦についてはまだ考えていない。目標を達成して「心に穴があいたような……」というのがいまの吉良の正直な心境のようだ。L・フライ級に残留するならWBAスーパー&WBO王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)が標的となるが、フライ級に上がってもチャンピオン陣は充実しており、カニサレスにあれだけの勝ち方をした吉良とは魅力的なカードになりそう。いずれにせよ、志成ジムでは恒例の暮れの興行の出場を見据えている。

