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「チャンピオン」マスター、山本晁重朗さん逝く

2024年9月24日 12時18分

 元プロボクサーで最近まで石橋ジムのトレーナーを務めていた山本晁重朗さんが22日、胃がんのため都内の病院で亡くなった。87歳だった。

生前の山本さん(隣りは初子夫人)

 山本さんは生まれも育ちも東京・阿佐ヶ谷。1950年代に極東ジムに所属し短いプロ歴を経験した後、1964年から2007年にかけて地元阿佐ヶ谷でレストラン「チャンピオン」を営んだ。

 現役引退後もボクシングに対して強い関心を持ち続け、客としてやってくるボクサーや関係者、ファン、メディア関係者らと交流を続けた。91年発行の「レストラン喝采亭」(石和鷹・著)は店とマスターの山本さんをモデルにした小説として知られる。

 自らも書くことが好きで、店の経営の傍らボクシング専門誌やタウン誌に投稿し、独自の意見を展開した。またボクシングを教えることにも熱心で、最初は店の近所の空き地をジム替りにしてボクサー志願の若者を指導したが、その後大川ジム、石橋ジムでトレーナーを務めていた。

 正義感が強く、袴田事件の袴田巌さんの無罪を信じて陰ながら支援していた。初子夫人によると26日の袴田さんの再審判決を心待ちにしていたという。

 山本さんの葬儀は、25日18時から通夜、26日11時から告別式が、いずれも東京・杉並の清見寺光雲閣で取り行われる。清見寺光雲閣の住所と連絡先は、東京都杉並区梅里2-11-17(TEL03-3311-3351)。生花の申し込み先は玉野葬儀社(TEL03-3311-7125、FAX03-3311-0399)まで。 

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