タイの元王者シーサケットが再起 代役エータワンに8回判定勝ち

現地時間26日、タイのノンタブリーにあるナコンルアン・スタジアムにて元WBC世界スーパーフライ級王者のシーサケット・ナコンルアンプロモーション(タイ/118ポンド)がエータワン・シッチャーシン(タイ/118ポンド)と8回戦を行い、3-0判定勝ちした。

39歳となったシーサケットにとって昨年4月、大阪で山﨑海斗(六島)に8回判定負けを喫して以来の再起戦だった。当初、日本でもお馴染みのスックプラサード・ポンピタック(タイ)と対戦予定だったが、前日のドクターチェックによりスックプラサードが出場不可となり急遽、エータワンに白羽の矢が立った。エータワンは2017年には世界挑戦の経験を持つベテラン。

エータワンは7月3日に豪州で試合予定があったためコンディションは良好、ウェイトも問題ないとしてオファーを受けたという。両者は23年5月に対戦しており、シーサケットが8回判定勝利を収めていることから、エータワンにとっては雪辱戦でもあった。

元WBCバンタム級王者、ウィラポン・ナコンルアンプロモーションのプロモーターとしても知られるスラチャート・ピシッウッティナン氏は会見で「シーサケットはここ数年、プライベートの問題もあり良好なトレーニングを積めていなかった。しかしその問題もクリアとなり、ウェイトもバンタム級リミットで戦う久しぶりの試合だ。文字通り、ラストチャンスへ向けていい試合を見せてくれるだろう」と述べていた。

スイッチヒッターのシーサケットはサウスポーでスタート。初回2分過ぎにはコンビネーションから左ストレートを好打した。エータワンは2ラウンドに入り低い姿勢からペースを変えようとするが、シーサケットは利き腕によるジャブに力感があり、エータワンはなかなかインサイドに入れない。

4ラウンドにはエータワンの右アッパーでシーサケットが顔を跳ね上げられたが、ポイント面はシーサケットがリードを広げていく。その後も攻勢を強めるシーサケットに対し、トリッキーな動きを混ぜながらのらりくらりとエータワンが決定打を外しフルラウンドを終えている。

シーサケットは59勝47KO7敗1分(来日戦績は4戦全敗)。一方、36歳のエータワンは雪辱ならず42勝32KO21敗1分(来日戦績は1勝1敗)。

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