5日、東京・後楽園ホールで行われた『DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.47』のメインイベント、WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチは、チャンピオンの伊藤千飛(真正)が、無敗の挑戦者クレア・ビィラロサ(フィリピン)を3回50秒TKOで下して、4月に王座決定戦で獲得したベルトの初防衛に成功した。セミファイナルではWBOアジアパシフィックでスーパーバンタム級の1位にランクされる金子虎旦(帝拳)が8ヵ月ぶりのリング。チョウ・ジョンヨン(韓国)から初回にダウンを喫しながら立て直し、最終回KOで面目を保った。

カウンター一撃で試合を終わらせた伊藤㊨
◆WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ
伊藤千飛(真正)[TKO3R50秒]クレア・ビィラロサ(フィリピン)
開始から左の刺し合いで、ビィラロサに鼻血を流させた伊藤が追いながら右ストレート、そして左ボディーを打ち込んでいく。その合間に右を合わすなど、無敗の片鱗を見せたビィラロサだが決着は3回。振っていったビィラロサに伊藤の右がカウンターでジャストミート。立ち上がったがフラついたビィラロサをレフェリーが救った。
「今までで一番の手応え」のパンチで初防衛に成功した伊藤の戦績は7勝6KO無敗。次戦は日本王座最強挑戦者決定戦に出場し、2つ目のタイトルである日本王座の獲得を目指す。初黒星のビィラロサは7勝4KO1敗1分。

KO負けのピンチから生き延び、最後に倒し返した金子㊨
◆スーパーバンタム級8回戦
金子虎旦(帝拳)[TKO8R2分30秒]チョウ・ジョンヨン(韓国)
波乱は第1ラウンドの1分30秒頃。ノーガードで挑発するチョウの左が金子を捕らえてダウンを奪った。2024年7月のマイケル・カサマ(フィリピン)に喫した初黒星を思い起こさせるスタートだったが、それでも金子は積極的に打って出る。ステップしながら動き続け、左から右ボディーを何度も打ち込む。
青コーナーが「ナカタニ」と叫ぶチョウの左は怖いタイミングで跳んでくるが、金子は脚を止めずに右ストレート、左右ボディー繰り出し続ける。そして最終回、ついに右で倒し返した金子が、再開後も連打で2度のカウントを追加しストップした。逆転で生き残った金子は10勝9KO1敗。最後まで追い詰めたチョウは5勝2KO5敗。

秋間を下した内構㊨
◆スーパーバンタム級8回戦
内構拳斗(横浜光)[判定(3−0)79-73×3]秋間瑞輝(宮田)
左を突いて回る秋間を内構がプレスをかけて追う。下がりながらもワンツー、左ボディーを返す秋間だが、内構は歩を止めず、強烈な左右ボディーから左フック、右オーバーと返して、ロープ伝いに追い続けた。
常に前に出ているのは内構だが、秋間も負けてはいない。6回、内構が右のアッパーを何度も突き上げるが、この回終了間際には秋間が右ストレートで内構の膝を揺らす。互いに譲らないパンチの応酬は終了のゴングまで続いた。内構の戦績は7勝2KO2敗1分。秋間は10勝4KO7敗2分。

再起戦&移籍初戦でKO勝ちした西岡
◆バンタム級8回戦
西岡伶英(帝拳)[KO4R1分33秒]ペルジョン・アリビオ(フィリピン)
強振してくるアリビオを、西岡は冷静にガードで抑えながらボディーブローで削っていく。3回、右ボディーでアリビオを下がらせ、連打でコーナーへ詰めて1度目のダウンを奪った西岡は、再開後も右ストレートを効かせて2度目のカウントを聞かせた。続く4回、西岡がボディー連打から左フックの返しで3度目のダウンを奪うと、青コーナーからタオルが投入された。
昨年11月の初黒星からの再起と帝拳ジムへの移籍初戦を飾った西岡(日本バンタム4位)は7勝4KO1敗。アリビオは10勝4KO6敗1分。
◆ミニマム級6回戦
宮川晟(横浜光)[判定(2−0)57-57,58-56]浅井レイト(JBスポーツ)
◆スーパーバンタム級6回戦
八谷洋平(RK蒲田)[TKO3R1分1秒]永里翔(レパード玉熊)
観客 1406人

