元ヘビー級王者アンディ・ルイス判定負け クニバにダウン奪われ

現地時間4日、米国ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターにてマッチルーム・ボクシング主催興行が開催。メインイベントのヘビー級12回戦は元3団体統一ヘビー級王者のアンディ・ルイス(米国/254.3ポンド)がWBC23位のダミアン・クニバ(ポーランド/255.5ポンド)に12回3-0判定負けを喫した。スコアは117-110に114-113が2者。

ルイスにとって2年1ヵ月ぶりのリング。アンソニー・ジョシュア(英国)に返り討ちされてからは約7年間で4試合目だった。対戦相手のクニバの唯一の黒星は1月、現WBC王者のアギト・カバイェル(ドイツ)に喫したものとあって、ルイスの錆がどこまで落ちたのか、再起への本気度が試される一戦と言えた。

上背で14センチ小柄なルイスがガードを固めのっしのっしと前進、クニバがジャブを突き距離を取る初回。同じ展開が続き3ラウンドには早くもブーイングが聞こえ始めた。

5ラウンド、ルイスがクニバのジャブの帰り際にいい右ボディーをヒットしたが、その後はクニバがタッチ・ジャブを突き続けた。ルイスのほうも追い方を変えるでも手数を増やすでもなく淡々と追いかけ、ポイントはクニバがリードを広げた。

迎えた7ラウンド、クニバの右ストレートをテンプルに食ったルイスはよろよろと後退、連打を浴びてダウン。深いダメージを見せるルイスにデビッド・フランシオシ(米国)レフェリーはカウント8を数えた後もルイスに何度も確認し、実質的なロングカウントとなるが続行。ルイスはゴングに救われる。

8ラウンドは尻に火がついたか、ルイスが攻勢を強めるものの、ペースを変えるほどの有効打はない。9ラウンド以降、手数の落ちたクニバをルイスが追いかける展開に戻り、11ラウンド、左頬の腫れはじめたルイスにクニバの右フックがヒット。最終回もクニバのジャブがポイントをあげたように見えた。

30歳のクニバは18勝11KO1敗。36歳のルイスは35勝22KO3敗1分。7ポイント差が妥当と思える展開だった。

■ミールニッキ-ウィリアムス激闘に大歓声
セミファイナル、WBA米大陸とWBOグローバルのミドル級タイトルマッチは二冠王者のビト・ミールニッキJr(米国/160ポンド)がオースティン・ウィリアムス(米国/159.8ポンド)との世界ランカー対決で10回判定勝利。ミールニッキが防衛に成功した。スコアは全ジャッジが98-91。

パワーで勝るミールニッキとサウスポーのウィリアムスによるジャブの差合いで幕を開けた試合。初回半分過ぎ、王者の左フックでウィリアムスがダウン。再開に応じたウィリアムスは2ラウンドに左フックをヒット、3ラウンドにも右フックを返し、立て直しを試みる。しかし4ラウンドはミールニッキが右ストレート、左フックをクリーンヒットしてハッキリとペースを取り返した。

5ラウンド中盤、ミールニッキの右フックをブロックしたように見えたウィリアムスがよろよろと後退。ミールニッキの追撃を浴びてダメージをためる。右まぶたをカットしたミールニッキは勝負を急がず、じりじり前に来るウィリアムスを慎重にさばき、優勢に進めて終盤へ。

8ラウンド早々、ウィリアムスの左がミールニッキの顔面にヒット。お互いに鼻血を出し合いながら見どころあるパンチの交換となる。最終回、ウィリアムスが逆転を狙いペースアップ。ミールニッキは後退するが左右のアッパーを返し、打ち合いの中ゴングが鳴ると観客は大きな歓声を上げて両者の健闘を称えた。

WBO3位、WBA&WBC7位、IBF9位、24歳のミールニッキは24勝13KO1敗1ノーコンテスト。WBO8位、WBC10位、30歳のウィリアムスは20勝13KO3敗。

WBOラテン・ライト級チャンピオン、アラン・チャベス(アルゼンチン/135ポンド)の防衛戦と空位のIBFインターナショナル同級王座決定戦の二冠戦は、チャベスが元WBO北米スーパーフェザー級王者のエルドソン・ガルシア(ドミニカ共和国/134.7ポンド)に10回判定負けを喫し、王者が交代した。金星を挙げた32歳のガルシアは24勝14KO2敗。WBO2位、IBF4位、WBC7位、WBA10位で世界挑戦も目前にしたところで、4度のダウンを奪われ完敗の25歳チャベスは22勝19KO1敗。

試合結果(日本語)
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