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クアドラスがWBC・S・フライ級暫定王者に ゲバラとの元王者対決に競り勝つ

2023年11月18日 11時39分

 WBC総会が開かれているウズベキスタンのタシケントで17日、WBC・S・フライ級暫定王座決定戦が行われ、元WBC同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ=写真)が元WBC・L・フライ級王者でペドロ・ゲバラ(メキシコ)に2-1判定勝ち。暫定王座に就いた。スコアは116-110、115-111でクアドラス、115-111でゲバラと割れた。

 日本でもお馴染みのメキシカンが中央アジアで対戦。クアドラスは2回と6回にゲバラからダウンを奪ったものの、ゲバラもしぶとく粘ってフルラウンドの攻防となった。

 35歳のクアドラスは42勝28KO5敗1分。16年9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れて以来、暫定ながら7年ぶりの世界王者に。世界タイトルマッチ3連敗からの脱出となった。

 34歳のゲバラは15年11月、木村悠に敗れてWBC・L・フライ級王座から陥落。17年10月に寺地拳四朗(BMB)に挑戦失敗して以降、クラスを上げて10連勝をマークし、今回のチャンスに挑んだ。40勝22KO4敗1分。

 WBC・S・フライ級はフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が王座に君臨するものの、昨年12月のロマゴン戦以降、試合から遠ざかっており、今回の暫定戦が認められた。エストラーダはWBA王者、井岡一翔(志成)と統一戦の交渉が進められているが、今のところ成立の見通しは立っていない。

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