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女子MVPの晝田瑞希 あすWBO・S・フライ級王座初防衛戦 6ラウンド以内のKO狙う

2023年6月12日 15時55分

 WBO女子S・フライ級王者の晝田瑞希(三迫)が13日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで同級1位ケーシー・モートン(米)を迎えて初防衛戦を行う。12日は日本ボクシングコミッションで計量が行われ、両選手ともに51.9キロでリミットの52.1キロをクリアした。

王者の晝田(左)が挑戦者モートンを迎え撃つ

 元トップアマの晝田は昨年12月、谷山佳菜子との王座決定戦を制してデビューから4連勝で世界タイトルを獲得。2022年は女子年間MVPに輝き、長年女子を牽引してきた5階級制覇王者の藤岡奈穂子が引退したこともあり、新しい“女子の顔”として期待は高まるが、本人は「自分のことで精一杯で引っ張るという意識はない。自分がやっていくことで結果的にそうなればいいのかなと思う」といたって謙虚だ。

 とはいえ、自らの成長には意欲的で、今回は4月12日から5月2日にかけて初のアメリカ合宿を敢行。海外選手とスパーリグに加えてフィジカルトレーニングにも励み、帰国後も週3のペースでスパーリングを行い、アメリカ合宿のペースを落とさなかったという。

 現地のトレーナーから今回の防衛戦は「6ラウンド以内にKOできると」と太鼓判を押され、「6ラウンド以内でKOすると約束した」と晝田。将来の海外進出も目論むサウスポー王者が、まずは初防衛戦でインパクトのある勝利を飾ろうとしている。

 日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれた39歳のモートン(11勝3KO3敗3分)は19年6月、日本で吉田実代とのWBO・S・フライ級王座決定戦に敗れて以来のメジャー団体世界タイトルマッチを迎える。

 前回来日時まではトレーナーが多忙でなかなか練習を見てくれなかったそうだが、その後オーティス・セイモア・トレーナーとタッグを組んでトレーニングが充実。4年前に比べ、すべての面で成長を遂げたというモートンは「出し切って勝つ」と全力ファイトを宣言した。

松田(左)と鈴木の女子実力者対決

 セミセミの女子48.0キロ契約8回戦は、前日本女子ミニマム級王者の鈴木なな子(三迫)が東洋太平洋アトム級王者の松田恵里(TEAM10COUNT)と拳を交える。ともに世界を狙うホープだけに、負けられない一戦となる。

 また、S・ライト級6回戦で、拓大出身で3月にプロデビューした浦嶋将之(角海老宝石)と、立教大出身で今回がデビュー戦となる木戸口謙辰(三迫)が対戦する。アマ戦績は浦嶋が55勝24敗(国体準優勝3度)、木戸口が52勝23敗(国体3位)。こちらの試合も注目したい。

アマチュア出身の木戸口(左)と浦嶋も好カード
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