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「エストラーダとの統一戦実現を」井岡一夜明け会見

2023年6月26日 9時48分

 ジョシュア・フランコ(米国)とのダイレクトリマッチに勝ち、WBA世界S・フライ級チャンピオンになった井岡一翔(志成・34)が一夜明けた25日、東京・目黒の志成ジムで改めて勝利の喜びを語った。

きれいな顔で会見に臨んだ井岡

 今後については、従来から希望している「フアン・エストラーダ(WBC王者)との統一戦の実現を目指す」とし、そのためには国内にこだわらず米国で戦ってもいいと意欲をみせた。今回視察を予定していたエストラーダは直前に来日をドタキャンしたが、井岡陣営は数日中にも連絡を取り、交渉に向けて動くことを明らかにしている。

 この日報道陣の前に現れた井岡は、前夜12ラウンドを戦ったとは思えないほどきれいな顔をしていた。ドローに終わった初戦の直後と比べても腫れやあざは少なく、今回の試合内容を際立たせた。「自分が後悔しないようにと覚悟を持って臨んだ。勝利という結果を残せた喜びはある」と井岡は満足そうだった。いつも試合後はひと月ほど休みを取って家族と過ごすのが常だが、今回もそのつもりという。 

 今度の試合3日前には、JBCが昨年大晦日のフランコ戦の直後に採取した井岡の尿から大麻の成分が検出されたものの、ドーピング違反となるほどの量ではなかったと突如公表し、波紋を投じた。ジム側にとって触れてほしくない事案について、井岡はあえて口にした。身に覚えがないことを、しかも今度の試合直前になって公表したJBCに対し不信感をあらわにしていた。まだ決着にはほど遠く、尾を引きそうだ。この問題についてJBCは7月にも倫理委員会を開き協議する方針を示している。 

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