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元世界ミニマム級王者の谷口将隆が8.5再起戦 L・フライ級で元日本王者の堀川謙一と対戦

2023年6月26日 16時24分

 元WBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆(ワタナベ)が26日、東京・五反田のジムで記者会見を開き、8月5日後楽園ホール「Who’s NEXT DINAMIC GLOVE on U-NEXT」でベテラン堀川謙一(三迫)とL・フライ級10回戦を行うと発表した。イベントは午後2時スタート。

2階級制覇を目指す谷口

 21年12月、ウィフレド・メンデス(プエルトリコ)を下してWBOミニマム級王者となった谷口は今年1月6日、2度目の防衛戦でメルビン・ジェルサレム(フィリピン)に2回TKO負けで王座陥落。今回が再起戦となる。

 会見で谷口は「今後はL・フライ級で2階級制覇を目指す。堀川選手は7、8年前にスパーリングをしたことがあり、そのときはブルファイターというイメージだったけど、最近は老獪で嫌なボクシングをする引き出しの多い選手になったと思う。自分がL・フライ級でやっていけるのか、一番試せる相手だと思う」と抱負を口にした。

 階級を上げるにあたっては、「試合前の土台作りを増やした」と語り、既にフィジカルトレーニングに力を入れている。ただしミニマム級でウエートは限界で、本来であれば前回の試合に勝利してタイトルを返上、階級を上げる方針だった。そのような事情もあって体を大きくせずに、L・フライ級にフィットした体作りをしていくつもりだ。

 対戦相手の堀川は60戦41勝14KO18敗1分の43歳。2015年に日本王者となり、その後、WBOアジアパシフィック王座、日本王座、東洋太平洋王座を獲得。40歳を超えてもタイトルマッチの舞台に上がり続けるベテランで、29歳の谷口(16勝11KO4敗)は「6-4で僕が不利だと思う」とも語った。

 前回の試合でワンパンチノックアウトを喫しているだけに、谷口は「距離、立ち位置、すべてを見直している」と再起戦に向けて周到に準備を進めている模様。それでも「この試合をクリアして、世界を目指すと言える立場に立ちたい」と言葉に力を込めた。

 試合の模様はU-NEXTでライブ配信される。このイベントのあとに神戸市立中央体育館で開催される真正ジム主催のトリプルタイトルマッチの模様も同局で放送される。

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