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ライト級期待のマーティンがWBC挑戦権獲得 無敗対決に競り勝ち世界に前進

2023年7月16日 13時49分

 PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)のイベントが15日(日本時間16日)、米ラスベガスのコスモポリタンオブラスバガスで行われた。メインのWBCライト級挑戦者決定戦は、同級5位のフランク・マーティン(米)が同8位アルテム・ハルチュニャン(アルメイア=ドイツ)に3-0判定勝ち。無敗対決を制し、世界タイトル挑戦に前進した。スコアは114-113、115-112×2。

マーティン(左)は後半追い上げて勝利

 デビューから17連勝(12KO)のサウスポー、世界王者候補のマーティンとリオデジャネイロ五輪銅メダリスト、12勝7KO無敗のハルチュニャンの対戦。ハルチュニャンがプレスをかけ、サウスポーのマーティンがアウトボクシングでこれを迎え撃つ立ち上がりとなった。

 体格で勝るハルチュニャンが上体を振りながら圧力をかけ、ジャブ、右ボディアッパーを打ち込んでいく。スピードのあるマーティンは2回に左カウンターをヒット。ハルチュニャンの圧力がやや上回っている印象で前半戦が進む中、マーティンが6回にボディを決めて一気にスパート。山場を作った。

 ここからハルチュニャンの勢いが落ち、マーティンがペースを握っていく。ハツチュニャンが粘っていてが、マーティンは10回にスパート。以降もマーティンが攻めると、最終回にバックステップを踏むハルチュニャンが左目を傷め、自らヒザをついてダウン。このあとをしのいで試合を終えた。

スペンスとマーティン

 試合後、同門のウェルター級3団体統一王者エロール・スペンスJrがリングインしたマーティンは「相手はタフだった。脱帽する。最終回は仕留めることができなかった。これでランキングが上がる。チャンピオンと戦いたい」と話した。

 WBCライト級は2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(米)が4月、吉野修一郎(三迫)とのWBCライト級挑戦者決定戦に勝利。2位にランクされている。WBC王者は4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)。

 セミのS・ライト級10回戦は、IBF同級13位のエルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国)が元WBCライト級王者ビクトル・ポストル(ウクライナ)に7回TKO勝ち。ロドリゲスは15勝13KO1敗1分。ベテランのポストルは3連敗で31勝12KO5敗。

 試合の模様は17日(月)WOWOWライブで放送される。解説は元世界王者の村田諒太さん、WBO・S・フライ級王者の中谷潤人(M.T)。15日に予定されていたWBCバンタム級王座決定戦、ノニト・ドネア(米)vs.アレクサンドロ・サンティアゴ(メキシコ)は29日に変更。日本時間30日にWOWOWオンデマンドで先行ライブ配信される。Photos by SUMIO YAMADA

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