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沖縄から21年ぶりに誕生した王者 仲里周磨が下馬評を覆した理由 父繁さんと親子鷹

2023年7月18日 16時44分

 不敗の王者宇津木秀をKOして日本ライト級の新チャンピオンとなった仲里周磨(26歳)。この王座交代劇が衝撃的だったのは、強豪ぞろいのこの階級の勢力図を大きく塗り替えるものだったからだ。知られるように周磨の父は豪腕で鳴らした元東洋太平洋王者の仲里繁である。偉大な父の存在は大きかったが、プレッシャーともなり、ここぞの時に結果を出せなかった。ようやく開花のときを迎えた。《ボクシング・ビート8月号より》

仲里周磨(右)と父・繁会長

 新チャンピオンの誕生は、沖縄のボクシング界、いやスポーツ界に大きなインパクトを与えたようである。

 「沖縄のジムから誕生した21年ぶりのチャンピオン」として話題になった。沖縄タイムスはスポーツ面はもとより、一面でもカラー写真入りでこのニュースを報じた。もともとボクシングに紙面を割くことで知られる沖縄の県紙だが、それだけのニュース価値があったということである。

 ところで、21年前に沖縄から誕生したチャンピオンとは、仲里の父・繁のことである。21年間にこの親子だけとは、かつてのボクシング王国沖縄の不振を示しているともいえる。

 親子チャンピオンは現在のトレンドのようである。世界王者寺地拳四朗と元東洋L・ヘビー級王者の父・永の親子が有名だが、仲里がタイトル戦のリングに上がる直前の4月18日には松本圭佑が日本フェザー級王座に就き、トレーナーでもある父・好二(元東洋フェザー級王者)に肩を並べていた。

 そして仲里繁と周磨の親子が脚光を浴びる時がきた。

 たしかに父の存在は大きかった。世界王座に3度挑み、ついに悲願達成はならなかったが、一度は世界王者ラリオスのアゴを砕いたこともある豪腕の野性味たっぷりのオキナワン・ファイターだった。

 しかし周磨のスタイルは異なる。荒々しい父は対照的にアマチュアで基本を身につけ、洗練されたアウトボクサーだった。高校では3年生の時に全国大会ベスト8に入ったのが最高成績。父はたたき上げのプロだったが、アマチュアのリングに立つ息子をマンツーマンで鍛えた。全国優勝こそ逃したが、アマチュアとプロの両方のよさが融合したボクサーに育った。

 仲里周磨は沖縄県宜野湾市生まれ。父がチャンピオンだったからといって、息子がボクサーになるとは限らない。やらずに終わる例はいくらでもある。..

 日本ライト級新チャンピオン、仲里周磨のこれまでを紹介。「Eye of BEAT」記事全文は発売中のボクシング・ビート8月号に掲載しています。
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