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清水聡の挑戦受ける王者ラミレス 「日本の食文化にも触れた」来日して寿司&とんかつ堪能

2023年7月18日 14時53分

 7月25日の有明アリーナで清水聡(大橋)の挑戦を受けるWBOフェザー級王者ロベイシー・ラミレス(キューバ)が18日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。記者会見には日本でお馴染みのイスマエル・サラス・トレーナーも同席した。

ラミレス(右)とサラス・トレーナー

 来日以降、中華街に行ったり、寿司を食べたりした様子をSNSに投稿しているラミレスは「気分は最高だ。日本の食文化にも触れた」とリラックスした様子。キューバ時代の海外遠征ではこのような自由はなかったそうで、現在は遠征の際に海外の文化に触れることを楽しみにしているのだという。

 ちなみに気に入った日本食は寿司、とんかつ。練習を見た大橋秀行会長、松本好二トレーナーは「体が小さい、細い」と声をそろえたように、減量はまったく問題なさそうな体つきだ。

 清水のことを問われると、「世間が日本人ボクサーに抱く印象と同じ。戦士だ」と答え、10センチ以上ある清水との身長差は「私が対戦する選手の80%から90%は私より背が高い」と問題にしていない。サラス・トレーナーは「清水は背が高く、トリッキーな選手。その対策はしてきた」と準備万端を強調した。アメリカで110ラウンドのスパーリングを終えてきたという。

 今回の試合をクリアしてさらなるビッグマッチにつなげるのはラミレスのプランだ。ラミレスは「今回に限らずすべての試合が大事だ。よく考えて試合を進めたい。ディフェンスがいいところを見せたい。いい形で試合を終わらせたい」と勝利をイメージした。

 今後についても話が及び、ラミレスは統一戦について「3人すべてとやりたい」と即答し、WBA王者リー・ウッド(英)、WBC王者レイ・バルガス(メキシコ)、IBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)との対戦を希望した。「井上尚弥がフェザー級に上げたら?」との質問には「もちろんチャンスがあればやりたい。私のキャリアにとってプラスになるし、ファンのためにもやりたいと思う」と笑顔で答えた。

 シャドーボクシングの軽快な動きを見た大橋秀行会長は「動きが滑らかで運動能力が高い。サラスもいるし、アウェーという感じはしていないと思う」とラミレス陣営の自信を感じ取りながら、「ああいう完璧な選手は崩れるときに大きく崩れる」と試合当日を楽しみにした。

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