明日12日（日本時間13日）米メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバーでゴングが鳴るIBFバンタム級王座決定戦の計量が11日行われた。元同級王者で現在2位のエマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）はリミットの118ポンド（53.52キロ）、3位メルビン・ロペス（ニカラグア）は117ポンド（53.07キロ）をマークし合格した。

　ロドリゲス（21勝13KO2敗1無効試合＝31）は井上尚弥（大橋）とのWBSS（ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ）準決勝でIBFバンタム級王座を失って以来2勝1KO1敗1無効試合。井上戦の前はキューバでキャンプを張ったが、今回はメキシコで調整を行った。「ファンにエマヌエル・ロドリゲスのベストバージョンをお見せする」と意気込みを明かす。

　ロペス（29勝19KO1敗＝25）は19年10月にホセ・ベラスケス（チリ＝のちにS･バンタム級2団体統一王者ムロジョン・アフマダリエフに挑戦）との死闘で9回TKO負けした後8連勝して明日のリングを迎える。しかし対戦者はほとんど無名選手で、ロドリゲス相手に実力が試される。

　セミではWBC･S･ライト級2位ゲーリー・アントゥアン・ラッセル（米）がケント・クルス（米）と10回戦。138.4ポンド（62.78キロ）を計測したラッセルに対しクルスは体重オーバーしたが試合は行われるもようだ。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME