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元世界S・フェザー級王者の尾川堅一 再起2戦目勝利で王座返り咲きに前進

2023年9月2日 22時36分

 元IBF・S・フェザー級チャンピオンの尾川堅一(帝拳)が2日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.6」のメインに登場。フィリピン同級9位マービン・エスクエルドに3-0判定勝ち。再起2戦目を飾った。スコアは98-92、99-91×2。

エスクエルドに右を打ち込む尾川㊨

 21年11月、悲願の世界王座に就きながら、翌年6月イギリスでの初防衛戦でジョー・コルディナ(英)に2回TKO負けを喫した強打の35歳、尾川が再起2戦目のリングに上がった。

 コルディナ戦から再起2戦目の尾川はスピードを活かして積極的な出だし。左ジャブをとばして右ストレートをヒット。エスクエルドのパンチをよく見て外し、右クロスも左腕でカバーした。

 尾川は集中力が高く、エスクエルドの攻撃へのリターン態勢にも抜かりがない。しかし中盤以降、エスクエルドはトリッキーな動きを増し、尾川の強打をはぐらかす。

 エスクエルドのバックステップ依存は終盤一層顕著になり、尾川もキレのある右を当てはしても会心の一撃とはいかず。結局フルラウンドの勝負となり、99-91が2者に98-92のスコアで尾川が支持された。

エスクエルドをつかまえきれず複雑な表情で勝ち名乗りを受ける尾川

 世界ランキングでIBF6位、WBC11位、WBO14位にランクされる尾川は28勝19KO2敗1分1無効試合。エスクエルドは17勝11KO3敗1分1無効試合。尾川は「もうちょっと打ち合えたらと思うけど、自分の追い方ももっとやりようがあった」と語った。

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