亀田和毅はIBFフェザー級2位決定戦に出場 父史郎氏が16年ぶりにセコンド
2023年9月16日 0時36分
2023年9月15日 20時55分
第80回東日本新人王トーナメント準決勝が15日、後楽園ホールで行われた。注目のミドル級は赤井英五郎(帝拳)が伊吹遼平(三迫)に3回2分11秒TKO勝ち。11月3日に同会場で開催される決勝に駒を進めた。
元プロボクサーで俳優の赤井英和さんの長男と俳優の伊吹吾郎さんの孫という注目カード。公約通り伊吹がスタートから仕掛けた。赤井をロープに押し込んで左フックを見舞うと、下がる赤井を追いかけて最後は右でダウンを奪った。
立ち上がった赤井はここから反撃。アッパーと右フックを決めるとホールは大歓声。伊吹も負けずに前に出た。2回は赤井がゴングと同時に出た。今度は赤井が伊吹を押し込み、パンチをまとめて優位に立つ。伊吹は疲労とダメージで失速気味だ。
3回も赤井が攻めて、伊吹は疲労困憊。赤井がアッパー、ボディ打ち、顔面にもつなげたところで伊吹コーナーが棄権を申し出た。
赤井は「相手が出てくるのは予想していたけど、けっこうな突進力だった。ダウンしたあとパニックにならず、細かいパンチを途中から打てたのが良かったと思う」と2戦目の伊吹とはキャリアの差が勝利につながったと分析。リングサイドで観戦した父の英和さんは「今日の試合は最高だった。気持ちの強さが出たと思う」とホッとした表情だった。
敗れた伊吹は「あまり記憶がない」と前置きした上で、「ダウンを取ったあとに攻めきれなかった。相手はまとめるところでまとめたけど、自分は最高でも3発しか出なかった。その差が出たと思う」と試合を振り返った。今後については「このままでは終われない」と来年の新人王再挑戦を希望した。
フェザー級の19歳、山川健太(大橋)は橋場大樹(宮田)から2度ダウンを奪って3回TKO勝ち。デビューから4連勝(3KO)で決勝進出を決めた。
◇ミニマム級
杉浦義(協栄)[中止]福田隆斗(三迫)=棄権
※杉浦が決勝進出
◇L・フライ級
磯金龍(大橋)[中止]杉本愛弥(木更津グリーンベイ)=棄権
※磯金が決勝進出
◇フライ級
高熊龍之介(松本ACE)[2-0(39-37×2、38-38)]松浦諒太(ドリーム)
◇S・フライ級
吉成亮人(ライオンズ)[2-0(39-37×2、38-38)]阿部一力(大橋)
◇バンタム級
三浦良斗(ワタナベ)[2-1(38-37×2、37-38)]芝野裕記(スパイダー根本)
◇S・バンタム級
鳥井士恩(角海老宝石)[TKO4回2分30秒]吉川雄天(世田谷オークラ)
◇フェザー級
山川健太(大橋)[TKO3回2分13秒]橋場大樹(宮田)
◇S・フェザー級
下村佳輝(三迫)[TKO1回2分11秒]小杉山優太(リングサイド)
◇ライト級
西畑直哉(竹原&畑山)[TKO1回1分40秒]村上雄哉(元気)
◇S・ライト級
寺田龍覇(セレス)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]大場翔(ジャパンS)
※優勢点により大場が決勝進出
◇ウェルター級
加藤大河(DANGAN越谷)[TKO2回2分8秒]南野楓也(宮田)
◇ミドル級
赤井英五郎(帝拳)[TKO3回2分11秒]伊吹遼平(三迫)
観衆=1334人
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