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目指すはパリ五輪出場権 アジア大会出場の日本代表 岡澤セオン、坪井智也、並木月海ら抱負

2023年9月20日 22時26分

 23日に中国・杭州で開幕するアジア大会のボクシング競技には日本のトップアマ、男女5人ずつ計10名の代表が出場する。選手たちは20日東京板橋の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見に臨み、大会への意気込みを語った。

男子代表左から坪井、原田、秋山、岡澤、荒本

 出場するのは、男子が51kg級坪井智也(自衛隊)、57kg級原田周大(専修大)、63.5kg級秋山佑汰(自衛隊)、71kg級岡澤セオン(株INSPA)、80kg級荒本一成(株SEBE)の5名。女子は50kg級並木月海(自衛隊)、54kg級木下鈴花(株クリエイティブサポート)、57kg級吉澤颯希(日本体育大)、60kg級田口綾華(自衛隊)、66kg級鬼頭茉衣(株カネヨシ)。この日の会見には鬼頭を除く9選手が出席した。 

 各選手が見据えるのは来年のパリ五輪。今回の大会は単にアジア版オリンピックというだけでなく、パリ五輪のアジア大陸予選も兼ねており、男子の出場5階級は決勝進出の2者、女子はベスト4に残れば、自動的に五輪出場資格を手にすることができる(66kg級は決勝進出の2名)。

女子代表左から並木、木下、吉澤、田口(鬼頭は会見不参加)

 アジア大会出場の抱負を聞かれた選手たちは「メダルとパリ五輪の出場権を獲る」と異口同音に本番への野心を口にしていた。世界選手権優勝経験を持つ岡澤は「優勝することしか考えていない」、同じく坪井は「試合を全力で楽しめれば、結果自ずとついてくる」。東京五輪で金の入江瀬聖奈とともに銅メダルを手にした女子の並木は「パリ五輪出場権獲得を目標に、勝ちにこだわった試合をしたい」といずれも積極発言。

 ただしソ連崩壊の後、中央アジアの世界的強国がアジア圏に組み入れられてからは日本選手のメダル獲得が困難となり、アジア大会の金メダル獲得は29年前(1994年)の広島大会以来出ていない。勝てば新たなヒーローとして脚光を浴びることになろう。

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